今回は、ビエンチャンの空の玄関口「ワッタイ国際空港」のご紹介です。
僕が初めてラオスに来たときは、空路ではなく、タイラオス友好橋を渡って、陸路で入国しました。当時のワッタイ国際空港に就航している航空会社は少なく、バンコクとハノイ等、隣国等の限られた都市のみでした。現在も多いとは言えませんが、韓国の仁川空港等、中距離国際線も存在します。
そんなワッタイ国際空港ですが、日本からの空港運営支援もあり、以前に比べ設備もきれいになりました。
ワッタイ国際空港から日本への直行便就航
ビエンチャンのワッタイ国際空港には、日本からの直行便は、現在(2019年10月時点)では就航していません。ただ、ラオス国営航空がビエンチャン及びルアンパバーンから熊本空港への直行便を計画しています。一説には計画ではなく、決定という話もありますが、最近、「延期」という話がツイッター上で出てきました。ラオスと日本を結ぶ直行便の就航は、ラオス在住者にとっては非常にありがたいです。ただ、熊本空港となると、利用者は限定的になる気がします。また、航空運賃も既存の経由便の方が安く、東京・大阪等へ向かう人にとっては、経由地がバンコクやハノイになるのか、熊本になるのかの違いでしかなく、さらに料金が高いようであれば、利用するかどうか、微妙なところだと思います。
でも、せっかく就航するのであれば、一定期間ですぐ撤退ということなく継続してほしいと思いますね。
到着ロビーの様子
さて、実際にビエンチャン、ワッタイ国際空港に到着すると、到着ロビーにたどり着きます。イミグレーション等は写真撮影がはばかられましたので、写真はありませんが、人の流れに乗って進めば問題ないと思います。なお、アライバルビザを取る予定の方は、あらかじめ申し込みフォームを入手しておくと、現地で記入する時間を節約できます。到着便によっては、申請する人数が非常に多く、時間を要しますので、少しでも早く列に並ぶことができれば時間短縮になります。
空港からの交通手段
公共交通機関は、路線バスとタクシーになります。路線バスは市内中心部まで15,000kipと格安で移動できます。タクシーも70,000~80,000kipほどですので、人数が多い場合はタクシーでも金額差は大きくありません。ただし、路線バスは、19時40分が最終(2019年10月時点)ですので、バンコクからのタイ航空の最終便(20時前頃着)利用の場合は利用できません。以前は21時30分頃のバスがありましたが、現在は終バスが早くなっています。路線の変更なども行われていますので、事前に確認が必要です。コメントいただければ、わかる範囲で調査も可能です。
到着ロビーに上記左の写真の看板が出ています。建物の外に出て右側に向かうとバス乗り場があり、緑色のバス(日本から譲渡された京都市バス)が待機しています。
出発ロビーの様子
国際線(上記写真の左側)、国内線(上記写真の右側)それぞれ別の建物にわかれて、チェックインカウンターがあります。
国内線の最終便は比較的早く、外が暗くなるころには、国内線チェックインカウンターは閉まっています。
その他の空港施設
国際線の出発ゲートは、エスカレーターを登った2階にあります。
国内線の出発ゲートも、国内線チェックインカウンターがある建物内のエスカレーターを登った2階となります。
空港レストラン「West Coast」。ビュッフェ形式のレストランで、和食、洋食、中華、ラオス料理があります。値段は10ドル程度だったと思いますが、空港内ということを考えれば悪くないと思います。
国際線の到着ロビーの2階に上記のようなカフェゾーンができていました。これまで、空港での食事や、時間をつぶせるカフェがほとんどなかったワッタイ国際空港ですが、カフェがいくつかオープンしています。値段も市内価格より、少しだけ高い程度ですので、出発までの時間を過ごしたり、到着客を待つのにも使えそうです。
制限エリア内
免税店と売店しかなかった制限エリア内ですが、カフェがオープンしていました。ラウンジが使えない人はベンチで座って待つしかなかったワッタイ国際空港ですが、これで少しくつろぎながらフライトまでの時間を過ごすこともできるようになりました。また、ほかにも工事している箇所もありますので、もしかしたらさらに店舗が増えるかもしれません。
まだまだ就航便数も多くないビエンチャン、ワッタイ国際空港ですが、こじんまりとしている分、使い勝手のよい空港だと思います。市内中心部からも、朝夕の渋滞発生時間帯を除くと20分程度で到着できます。20時以降の空港へのアクセスがさらに良くなれば、さらにありがたいですね。
今回は以上です。
今日の観光地:ワッタイ国際空港(ビエンチャン、ラオス)
場所:Vientiane, Lao