ビエンチャン市内には路線バスが走っています。公共交通機関が乏しいラオスにおいては貴重な存在です。しかし、どこを走るのか、どのようにして乗るのか等、分かりにくい部分も多いと思うので、私が実際に乗った状況を記事にしてみたいと思います。エントリーするのは、私自身が実際に始発から終点まで乗った記録のみで、乗っていない区間は正確性を考えエントリーしません。
路線番号、路線名称でインデックスを作っています。右側のリンク「ビエンチャンバス案内 インデックス」をクリックしていただくと、目次のように番号順に表示されます。
バスルートはいくつかのサイトで見ることができますが、実際に乗ってみると、往路復路でルートが異なっていることもあり、なかなか想定通りに行かないことも多々あります。そのあたりも細かく記録していきます。ただ、ルートの変更等も発生するかと思いますので、乗車プランの参考程度にお考えください。
ビエンチャンバス案内
23番(タラートサオ⇔タゴーン(ThaNgon))
路線情報
タラートサオバスセンター~ノンボン通りNongBone~パトゥーサイ~国道13号線~丼ヌーン交差点Don Noun~国道10号線~タゴーンThaNgon
バス情報(料金、その他)
全線一律7,000KIP。
乗車後しばらくして、車掌が徴収に来る。チケットも発行される。
バス停はあるものの、ほぼ自由乗降。
運行頻度は25分に1本程度。道路状況によるが、概ね等間隔で運行。
ルート周辺
起点はタラートサオバスセンター。長距離バスではないビエンチャン市内バスは基本的にここを発着します。狭い場所に多くのバスが駐車されるため、常に混雑しています。
コロナ前はタイ行きの国際バスも発着していたため、かなりの混雑でしたが、残念ながら2020年11月現在は運休中です。そのため、少しスペースにゆとりが出ています。
タラートサオバスターミナルを出発すると、ノンボン通り(NongBone Road)を北上し、ビエンチャンの一大観光地、タラートサオに到着します。タラートサオからパトゥーサイまでは1km程度ですが、タラートサオに向かって上り坂ですので、バスを使ってみるのもいいかもしれません。
なお、この区間で唯一、往路と復路でルートが異なる区間があるのもこの辺りです。以下のようなルートを通ります。
ランサーン通り(LaneXang Road)でタゴーン(ThaNgon)行のバスを待っていると、一向に来ませんので注意しましょう。
パトゥーサイを過ぎると、バスは国道13号線を北上します。沿線は商店やレストランなども多いですが、観光客が多いという雰囲気ではありません。
しばらく走ると、ビエンチャンの南バスターミナルの近くを通ります。ただ、23番のバスが南バスターミナルには入らず、13号線をそのまま北上します。以前は、南バスターミナル経由だったのか、経由するというサイトもありますが、2020年11月現在は素通りします。南バスターミナルへ行きたい場合は、29番のバスを利用しましょう。
バスの窓にスモーク?のようなものが付けられているため見づらい写真ですが、中国昆明からの高速鉄道の高架下をくぐります(写真左側)。いろいろと批判的な意見もあるようですが、まもなく開通ということなので、鉄道の旅も楽しめるようになりそうです。
高速鉄道の高架下をくぐると13号線と10号線が分岐する交差点です。それを越えると、10号線となり、車窓はかなりのんびりした雰囲気になります。
タラートサオバスターミナルを出発してから1時間弱で、終点タゴーン(ThaNgon)に到着します。
写真左は、終点タゴーン(ThaNgon)到着間際のバスです。右側の写真は、タゴーン(ThaNgon)バス停です。看板が1個あるだけの終着点です。
終点に到着したバスは、そのまま折り返しの運行に入ります。この付近で休憩している様子もないので、ほぼすべてのバスが折り返して、復路の運行に入るものと思われます。
終点タゴーン(ThaNgon)は、ビエンチャンから日帰り可能な観光地でもあります。その記事もありますので、ぜひお読みください。
最後に、タラートサオのバスターミナルに設置されている時刻表です。
コロナの影響で本数が減っている路線も多いです。この路線は本数が維持されているようですが、急な減便もありえますので、余裕をもってご利用ください。
今回は、以上です。
今日の路線バス:ビエンチャン市内バス23番ThaNgon(ビエンチャン、ラオス)
場所:Thalat Sao - ThaNgon, Vientaine