ビエンチャン市内には路線バスが走っています。公共交通機関が乏しいラオスにおいては貴重な存在です。しかし、どこを走るのか、どのようにして乗るのか等、分かりにくい部分も多いと思うので、私が実際に乗った状況を記事にしてみたいと思います。エントリーするのは、私自身が実際に始発から終点まで乗った記録のみで、乗っていない区間は正確性を考えエントリーしません。
路線番号、路線名称でインデックスを作っています。右側のリンク「ビエンチャンバス案内 インデックス」をクリックしていただくと、目次のように番号順に表示されます。
※他の路線は全線乗り通りしてから記事にしております。が、今回の路線、本来は、ワッタイ国際空港からタラートサオバスターミナル経由でアイテックに向かうルートです。しかし、現在、空港側(タラートサオバスターミナルから西側)が減便していることもあり、タラートサオバスターミナルからアイテックの区間運転が中心です。
従いまして、今回は、この「タラートサオバスターミナルからアイテック」の路線を一区間として記事にしています。
バスルートはいくつかのサイトで見ることができますが、実際に乗ってみると、往路復路でルートが異なっていることもあり、なかなか想定通りに行かないことも多々あります。そのあたりも細かく記録していきます。ただ、ルートの変更等も発生するかと思いますので、乗車プランの参考程度にお考えください。
ビエンチャンバス案内
LAO ITECC線
(タラートサオ⇒ラオアイテック(LAO ITECC))
路線情報
タラートサオバスセンター~ノンボン通りNongBone~パトゥーサイ~23シンハー通り23ShingHa~ノンボン通りNongBone~タートルアン交差点~ガンペーンムアン通りKamphengmeuang~ラオアイテックLAO ITECC
バス情報(料金、その他)
全線一律4,000KIP。
乗車後しばらくして、車掌が徴収に来る。チケットも発行される。
バス停はあるものの、ほぼ自由乗降。
運行頻度は60分に1本程度。道路状況によるが、概ね等間隔で運行。
※本来はワッタイ国際空港方面し、国際空港からタラートサオバスターミナル経由、アイテックの路線。現在は、空港線減便のため、タラートサオバスターミナルからアイテック間の区間運転。
ルート周辺
起点はタラートサオバスセンター。長距離バスではないビエンチャン市内バスは基本的にここを発着します。狭い場所に多くのバスが駐車されるため、常に混雑しています。
コロナ前はタイ行きの国際バスも発着していたため、かなりの混雑でしたが、残念ながら2020年11月現在は運休中です。そのため、少しスペースにゆとりが出ています。
アイテック方面のバスは、ターミナルの一番前(西より)から出発します。
左側の写真の2台のバスの内、右側の車両(京都の市バスタイプ)です。
タラートサオバスターミナルを出発すると、ノンボン通り(NongBone Road)を北上し、ビエンチャンの一大観光地、タラートサオに到着します。タラートサオからパトゥーサイまでは1km程度ですが、タラートサオに向かって上り坂ですので、バスを使ってみるのもいいかもしれません。
なお、23番などのバスは、パトゥーサイ南側で往路と復路でルートが異なりますが、このアイテック線は往復とも同じルートを通ります。
LAO ITECC線> <23番タゴーン(ThaNgon)線>
左側の画像が、今回のアイテック線のバスルートです。
往路のランサーン通り(LaneXang Road)にもバス停がありますが、ほぼバスは通らないのではないでしょうか。この近辺から乗車する場合はパトゥーサイのバス停を利用しましょう。
パトゥーサイを過ぎると、前方にタートルアンが見えてきます。正面にタートルアンが見えると、結構インスタ映えしそうなのですが、残念ながら木が邪魔をして、タートルアンは隠れています。
タートルアン祭りの際は、道路が規制されます。バスの運行も変更されていると思いますので、注意が必要です。
タートルアン祭りの様子は、下記からお読みいただけます。
タートルアンを過ぎると右折し、ガンペーンムアン通りに入ります。途中、アセアンモールというショッピングセンターもありますが、そこで何かお目当ての買い物がない限りはアイテックモールに行った方がいいでしょう。
タラートサオバスターミナルを出てから約15分程度で、アイテックモール、アイテックエキジビションセンターに到着します。なんとも短い路線ですね。本来は空港路線との一体路線ですので、仕方ないのですが。
アイテックには、結構立派なバスターミナルがあります。バス停が5番まであり、なぜか「インターナショナル・ルート」と看板が掲げられています。タイ方面から乗り入れる予定だったのでしょうか。
また、その奥にもバス乗り場が設けられています。現在はバスの留置場になってしまっていますが・・・。
アイテックからハイカム市場(タラート・ハイカム)への路線もある(あった)ようです。1時間ほど、バスの発着がないか眺めていましたが、タラートサオ方面に行くバスしかありませんでしたので、現在は運行されていなさそうです。
今回、ご紹介の路線、ほぼ、アイテックモールシャトルバスのような存在です。ただ、利用客はほとんどおらず、空気輸送になっています。運行本数は1時間に1本程度です。アイテックモールの行き帰りに利用するなら、バスの発着に合わせて行動することで、利用価値はありそうですね。
時刻表が掲示されていましたが、この時刻には出発していませんでした。
アイテックでのバスの待機時間も長いようですので、バスを見かけたら車掌に出発時刻を聞いておくとよいでしょう。
今回は、以上です。
今日の路線バス:LAO ITECC線LAO ITECC(ビエンチャン、ラオス)
場所:Thalat Sao - LAO ITECC, Vientaine