ビエンチャン市内には路線バスが走っています。公共交通機関が乏しいラオスにおいては貴重な存在です。しかし、どこを走るのか、どのようにして乗るのか等、分かりにくい部分も多いと思うので、私が実際に乗った状況を記事にしてみたいと思います。エントリーするのは、私自身が実際に始発から終点まで乗った記録のみで、乗っていない区間は正確性を考えエントリーしません。
路線番号、路線名称でインデックスを作っています。右側のリンク「ビエンチャンバス案内 インデックス」をクリックしていただくと、目次のように番号順に表示されます。
バスルートはいくつかのサイトで見ることができますが、実際に乗ってみると、往路復路でルートが異なっていることもあり、なかなか想定通りに行かないことも多々あります。そのあたりも細かく記録していきます。ただ、ルートの変更等も発生するかと思いますので、乗車プランの参考程度にお考えください。
ビエンチャンバス案内
29番 南バスターミナル、ドンドック線
(タラートサオ⇒南バスターミナル、ラオス国立大学)
路線情報
<往路>
タラートサオバスセンター~ノンボン通りNongBone~パトゥーサイ~国道13号線~450号線~南バスターミナル~Dongdok Village Street~ラオス国立大学
<復路>
ラオス国立大学~Dongdok Village Street~国道13号線~パトゥーサイ~ノンボン通りNongBone~サムセッタイ通りSamsenthai~クービエン通りKhouvieng~タラートサオバスセンター
※復路では南バスターミナルに入らないケースがほとんどのように感じます。ただ、南バスターミナルからタラートサオバスターミナル行きのバスに乗車できたこともあるので、復路で南バスターミナルを経由するケースもあるのかもしれません。
バス情報(料金、その他)
全線一律4,000KIP。
乗車後しばらくして、車掌が徴収に来る。チケットも発行される。
沿線上にバス停設置。ただし、合図をすればバス停以外の場所での乗降も可能。
運行頻度は30分に1本程度。
※行き先には南バスターミナルの記載があるが往路のみ経由することが多い。
※他路線との重複区間が多い。
ルート周辺
起点はタラートサオバスセンターです。
外国人旅行者にもっとも有名な路線のひとつだと思います。ビエンチャンの有名観光地ブッダパークや、タイとの国境、ターナレーン国境(友好橋)へ行くこともできる路線ですので、利用価値は非常に高いでしょう。
※2020年12月現在、タイとの国境であるターナレーン国境(友好橋)を一般旅客は通過できません。
コロナ前はタイ行きの国際バスも発着していたため、かなりの混雑でしたが、残念なが
ら2020年12月現在は運休中です。そのため、少しスペースにゆとりが出ています。
29系統のバスは、ターミナルの奥、右側の写真の右から2番目の位置から発車します。
なお、行き先は「ドンドック」となっていますが31系統のバスもルートが異なりますが行き先は「ドンドック」となります。31系統のバス案内は下記からお読みいただけます。
バスの車内です。比較的、お客さんが乗車している印象です。
タラートサオバスターミナルを出発すると、ノンボン通りを北上し、有名な観光地、パトゥーサイへ向かいます。
このあたりは、タゴーン線ThaNgon、アイテック線Iteccとも重複しているため、多くのバスが来ます。乗り間違えないように注意しましょう。特に、最近は、車両前面に出ている番号と実際に走る路線は別物のケースが多いです。「29」と出ていても必ずしも29系統のバスではないこともあるので注意しましょう。
バスは13号線を北上していきます。途中、かなり前から建設中の高層ビルの横を通っていきます。ビエンチャンの中でも、パトゥーサイから北のあたりが一番開発が進んでいるところのような気がします。
450号線の交差点で、バスは右折し、南バスターミナルに向かいます。
※冒頭にも書いたとおり、復路で南バスターミナルに入るバスにはほぼ乗り合わせたことがありません。往路のみ南バスターミナルに入る運行形態なのでしょうか。
南バスターミナルはかなり大きなターミナルです。主にラオス南部へ向かうバスが発着しています。南バスターミナルも記事にしていますので、詳しい内容は以下のリンクからお読みいただけます。
南バスターミナルを出発すると、バスは西に向かいます。
このあたりに来ると、大学が近くなることもあり商店が目立ち始めます。飲食店も多く、ファーストフード店のロッテリアもあります。
しばらく走ると、バスはラオス国立大学の外周道路に入ります。
ここからは、タラートサオバスターミナルから別ルートで走ってきた31系統(ポントーン経由ドンドック行き)のバスと合流し重複区間となります。
バスの終点はラオス国立大学の敷地の北端部分で、バス停もあります。
ただ、そのまま、復路の運行に入っていきます。また、乗客もこのバス停で全員降ろされるわけではなく、そのまま復路を乗車できます。
復路は、ラオス国立大学の外周道路を周回した後、来たルートを辿っていきます。ただ、前述の通り、南バスターミナルに入らない可能性が高いので、ラオス国立大学から南バスターミナルに行きたい場合は、450号線との交差点付近で降車し、徒歩で向かいましょう。
車掌さんに「南バスターミナルには行くか?」と聞いてみるのが一番かもしれません。
いかがだったでしょうか。
終点までの路線距離としては10km程度ですが、市街地を走る区間が多く、渋滞も多い、南バスターミナルを経由するなどもあり、終点までの所要時間は30分程度必要です。
ビエンチャン市バスの中では、沿線のバス停も設置され、運行間隔も30分間隔と待てるレベルかと思います。それでも「いつまで待ってもバスが来ない」という感じではないので、利用価値は高い路線ですし、利用客も多いと感じました。
今回は、以上です。
今日の路線バス:29番 南バスターミナル、ドンドック線(タラートサオ⇒南バスターミナル、ラオス国立大学)
場所:Thalat Sao - Southern Bus Terminal - Laos National University, Vientaine