前回から引き続き、ターケーク週末旅行記になります。
年末年始には開通したばかりの高速道路体験も兼ねて、バンビエンへ行っていましたが、今回はラオス中部の街「ターケーク」へ行っています。
特に何か目的があって選んだわけではない「ターケーク」でしたが、移動時間なども考慮して行けるところを選んで行ってみました。
週末旅行記(ターケーク編)⑤
(3日目、ターケークからビエンチャンへ)
何回かに別れての旅行記になりますが、今回の⑤は2泊3日の旅行の最終日、タケークからビエンチャンへの帰路となります。2泊3日の旅行なのであっという間ですが、最終日の朝、バスターミナルへの移動とビエンチャンへのバス乗車、といったところになります。
なお、週末旅行記(ターケーク編)④の様子は下記からお読みいただけます。
ターケーク旅行も最終日の朝を迎えました。
ホテルの部屋からは、残念ながらメコン河は見えませんでした(一番安いグレードの部屋のため)。外に出て、朝の散歩がてらメコン河を眺めます。
乾季真っ只中の時期で、朝の気温は15度程度と、ラオスとしては少し肌寒く、空気も冷たく感じます。メコンは季節や時間帯で異なる表情を見せると言いますが、確かに日中見るメコンとは異なる色合いをしています。雨季や暑季では、同じ時間帯でも違ってくるのでしょう。
ホテルの朝食です。
メニュー数種類の中から選択でき、目玉焼きとベーコン、フォーを選びました。フォーはスープの味がしっかりしており美味しいです。そして、この他にもパンやシリアル、フルーツなどをブッフェ形式で取ることもできます。
ブッフェのテーブルには、コーヒー紅茶、ジュース、水などはもちろん、パンやフルーツが並んでいます。宿泊客は多くなさそう(多分、私ともう数名程度)ですが、しっかりと準備してくれていました。
今日はバス移動もあるので、朝食はほどほどにして、出発の準備です。
ビエンチャンへのバスの出発時刻は、5時30分、6時30分、7時30分、8時30分が普通バス、9時15分にVIPバスがあります。朝はできるだけゆっくりしたいので9時15分のVIPバスに合わせてスケジュールを立てていました。
余裕を見て、1時間前の8時15分にはバスターミナルに到着しておきたい、と思い、8時にホテルを出発する予定です。問題はホテルからバスターミナルまでの移動方法ですが、ホテルの前にトゥクトゥクがいたので、声をかけ、交渉開始です。
最初は50,000Kipという言い値でしたが、ラオス語で少し話すとあっさり20,000Kipまで下がりました。相場はやはり20,000Kipぐらいなのでしょうか。
あと、 ラオスの人は、その日の最初の商談はスムーズに成立させようとする、という話も聞いたことがあります(かなり以前の話なので、現在はどうかわかりませんが)。
ということで、あっさりとバスターミナルへの足を確保できました。
朝の冷たい空気の中、トゥクトゥクに乗るのは気持ちいものです。交通量もあまり多くなく、10分ほどでバスターミナルに到着しました。
ターケークの4kmバスターミナルに到着です。
ラオスの人は皆、長袖、それも、まぁまぁ暖かそうな格好をしています。実際のところ朝はそれなりに冷えるのでこれくらいの格好でもちょうどよいぐらいです。ただ、日中は30度程度になるので、調節が難しいですね。
ビエンチャン行きの看板の場所には、既に赤いバスが停まっていました。ただ、これは、8時30分発の普通バスとのことで、9時15分のVIPバスはこれが出発した後のようです。チケットもこのバスが出発してからしか購入できない、とのことなので、少し待つことにします。
先に出発する赤いバスが出た後、VIPバスが入ってきました。
かなり派手なバスですね。2階建てで豪華そうですが、なぜここまで派手な塗装になっているのかはわかりません。
バスのチケットをカウンターで購入しました。料金は80,000Kipと普通バスよりも20,000Kip高くなります。行きのビエンチャンからターケークは60,000Kipの普通バスで来ましたので、違いを体感したいと思います。なお、VIPバスでは水とお菓子をもらえました。ちなみに、このお菓子(EURO)は、ラオスではほぼどこでも売っていて、結構美味しいです。
チケットを買ったのは1番でしたが、トイレに行ったりしていると、既にある程度、お客さんが乗り込んでいました。後方になると揺れもきついので、前より座席を確保しました。バスの内装ですが、フットレストなどもついており、前後のシート間隔も多少広いので、普通バスよりも条件は良さそうです。
定刻9時15分に、バスは出発しました。
素晴らしい!と思っていたものの、行きのバス同様、バスターミナルを出たところで停車します。約30分ほどお客を集めた上で再出発しました。だったら、初めから出発時間を・・・と思いますが、そういうものなのでしょう。
再出発後のバスは、順調に走り始めました。
行きのビエンチャン発のバスは、再出発後もお客さんを拾ったり、ガソリンスタンドで給油したりで、なかなか進みませんでしたが、今回はVIPバス、やはり少しは違うという感じです。
・・・と思いましたが、実際のところは、ターケークの市街地が小さく、出発してすぐに写真のような荒野を走るため、乗車してくるお客さんがほぼいない、というのが正解のようです。
バスは良い天気の中、進んでいきます。途中、ダムのようなものも見かけました。ダムと言うよりかは水門ですかね。
出発から1時間30分ほどで、ビエンカム交差点に到着です。
ここは、ターケークのあるカムムアン県の一大観光スポット「コンロー洞窟」への分岐点でもあります。国道8号線との分岐路でもあるので、ここから乗車してくるお客さんもいます。
なお、「コンロー洞窟」には、以前行っており、その時の旅行記は下記からお読みいただけます。
出発から3時間、12時を過ぎたあたりでランチ休憩です。
お店が1軒、ポツンとあるところで停車しました。選択肢はその1軒の食堂だけしかないので、食事をする人は、そこで注文することになります。
雰囲気は、普通のラオス食堂といった感じなので、特に抵抗感はないですね。料理の値段も相場どおりです。私はまだまだ数時間、バス移動が続くので特に何も食べませんでした。
その後は、少し大きな街に到着すると、数人降りていくというのを繰り返しながら、順調に進んでいきました。
出発から約6時間弱、15時にビエンチャンの南バスターミナルに到着です。
行きのビエンチャンからターケークへは7時間かかりましたので、1時間ほど早く着いたことになります。これもVIPバス効果でしょうか。
無事、ビエンチャンに戻ってきました。後は市内バスでビエンチャン市内に戻ります。
なお、南バスターミナルからビエンチャン市内への行き方は、下記からお読みいただけます。この日もこのルートで戻りました。
以上で、週末旅行記(ターケーク編)は終了です。
2泊3日の旅程で、移動に6,7時間費やしているため、効率の良い旅行の仕方ではありませんが、移動も旅行の楽しみのひとつであるので、私はこういうスタイルも悪くないと思っています。
もう少し効率的に移動したい場合は、旅行会社などでバンをチャーターする、あるいはターケーク方面に向かうツアーに参加しましょう。途中でお客の乗り降りがないので、あと1時間ぐらいは早く移動できるでしょう。
今回は、以上です。
今日の旅行記:週末旅行記(ターケーク編)⑤(3日目、ターケークからビエンチャンへ)
場所:Khammuang Province - Vientinae Capital