ラオスに住んでいると、結婚式に招待されることもあります。
今回は、ラオスの結婚式の様子です。
ラオスで結婚式に参加 （ビエンチャン・ラオス）
日本では結婚式に呼ばれるのは、ある程度親しい友人であったり、仕事の同僚や先輩後輩、上司であったりですが、ラオスでは、かなり広範囲に案内状を出すようです。知らない人から招待状が来たりすることも珍しくないようです。ラオスではニックネームで呼び合うことも多いので、単に本名を知らなかった、ということもありますが、本当に知らない、会ったこともない、というケースも発生します。
今回は、面識のある人でしたので、お祝いすることになりました。
結婚式ですが、街の集会場のようなところから、豪華なウェディング用のホールのようなところまで、様々です。
そして、これもケースバイケースですが、朝から晩まで披露宴をやっていることも少なくありません。従って、参加する人も、適当な時間に来て、適当な時間に帰る、ということになります。私も数回参加しましたが、終わりまで会場にいたことはありません。どういう形で終了するのか、少し興味があります。
会場には、たくさんのイスや机が並べられ、料理もかなりの量があります。ブッフェ形式のこともあれば、各テーブルにあらかじめ置かれていることもあります。そして、ビール類もほぼ飲み放題なのでしょう。お祝いの席なのでウイスキーなどを持ち込んでいる人もいます。
料理は、基本的にラオス料理です。ボリュームはすごいので、どのテーブルも食べ物は余っていることが多いです。まぁ、こういった場なので、足りないと感じるよりはよいのかもしれません。
会場もきらびやかで、ラオスと思えないくらいのところもあります。
参加者は、案内状の入った封筒にご祝儀を入れて受付で渡します。日本では、なんとなく決まった額がありますが、ラオスはかなり幅があるようです。案内状の入った封筒に入れてご祝儀を渡すので、必然的に自分の名前が書かれている封筒で渡すことになります。日本でも自分の名前を書いて渡すので、あまり差はないかもしれませんが、いくらご祝儀で入れたかはわかる仕組みになっています（かなりの人数なので集計しないと思いますが）。
披露宴ですが、友人の出し物やスピーチ等もなく、ひたすら歓談が続きます。途中で新郎新婦のお色直し的なものはありますが、基本的にずっと「ご歓談ください」状態です。そして、中盤からは大音響の音楽とラオスダンスの時間が続きます。この頃になると、音楽で隣の人との会話もほぼ聞こえないくらいになっています。
ダンスをしてお酒を飲んで、ごはんを食べてを繰り返し、満足したころに適当なタイミングで帰る、ということになります。いつか終了の合図があるだろうと席に座っていると、いつまでたっても帰れない状況になるので、自分が満足したら帰りましょう。それで特に問題ありません。逆に帰る人が出始める頃に来る人もいます。
日本のように、開始が何時で終了は・・・ということは、一応設定されているものの、かなり適当です。時間通りに行くと、まだ始まっていないことも普通です。
ラオスらしい結婚式、機会があればぜひ参加してみましょう。状況にもよると思いますが、見ず知らずの人の結婚披露宴にも参加できるはずです。でも、その場合もご祝儀は出しましょう。
今回は、以上です。
今日の文化：Lao wedding（ビエンチャン、ラオス）
場所：Vientiane
