前回に引き続き、旅行記になります。
ラオス北部(もう少し詳しく地域を分ける北西部?)にあるフアパン県から別の地域に移動します。この旅行、2箇所目の滞在地は「シェンクアン県」になります。「シェンクアン県」はラオスで3番目の世界遺産登録された「ジャール平原巨大石壺群」があるところです。
今回の旅行は「フアパン県サムヌア」でしたが、滞在中にビエンチャンでCovid-19市中感染があり、ロックダウンされるのでは!?という噂から、ビエンチャンへの移動手段が確保でき、万一の場合の病院があること、人口密度は低め、ということで、「シェンクアン県」にしました。「フアパン県」から移動できる街は、他に「ルアンパバーン県」などもありましたが、まだ行ったことがなかった「シェンクアン県」にしました。
ラオス北部旅行記(シェンクアン県編)①
(フアパン県⇒シェンクアン県)
前回からの継続ですが「シェンクアン県編」です。世界遺産だけでなく、それ以外の観光地もそこそこあり、街中も街歩きを楽しめる?かもということで、3泊4日の予定で滞在します。
2021年4月24日現在、首都ビエンチャンを始め複数県でロックダウン中ですが、当旅行記は、それ以前の4月のピーマイ期間中のものです。
なお、前回のラオス北部旅行記(フアパン県編)③は下記からお読みいただけます。
今回の旅の目的地「シェンクアン県」ですが、場所は下記になります。
赤い線で囲まれたエリアが「シェンクアン県」です。
フアパン県同様東側をベトナムに接する県で、Covid-19以前はベトナムへのバスルートもありました。また、ビエンチャン・ルアンパバーンへの飛行機の便もあります(ルアンパバーン便は現在運休中?のようです)。
サムヌアのバスターミナルからシェンクアン県のポーンサワンへ向かいます。
シェンクアン行きのバスは上の写真のようなバンタイプです。ビエンチャンからサムヌアに来た際は普通の観光バスタイプでしたが、狭い山道のため、スピードが出ず、約20時間かかりました。今回のサムヌア⇒シェンクアンは距離が半分以下ですが、所要時間は3分の1程度の7時間ほどで着くようです。
乗車するのはバンタイプのハイエースですが、車内は前から後ろまで5列あります。一番快適なのは最前列の助手席か2列目です。助手席は子ども連れや高齢者などが優先されるので確保は難しいかもしれませんが、できれば早めに行って2列目の席を確保しましょう。
最悪なのは最後列で、揺れや振動がダイレクトに伝わってきます。ギリギリに乗車すると最後列しか空いていません。
今回は3列目の席が確保できました。
バスの出発予定時刻は8:30でしたが、8:20に出発しました。定員の達したら、時間前でも出発するようです。それ以上乗れないので合理的といえば合理的ですね。
サムヌア出発後、すぐにバスは山道に入りました。
途中、故障?したのか、トイレ休憩なのか、バスが停まっていました。こちら側も停止して運転手同士でなにか話をしています。詳しくはわかりませんがなにか問題があったのでしょう。
出発から約2時間で最初の休憩です。
ここで、ルアンパバーン方面とシェンクアン方面が分岐するようです。そう言うと結構大きな交差点のような感じもしますが、特に町があるわけでもなく、ちょっとだけ集落がある程度です。
さらに2時間、眼下の川沿いに町がみえてきました。
12時過ぎでランチ休憩です。
ここは、ちょっとしたリゾートになっているようで、川遊びやカヤックなども楽しめるようです。
ランチは道沿いの簡易食堂で、ベトナム麺のフォーやカオピヤックなどが食べられます。私はバス乗車中はお腹のことも考え食べません。
何も食べないでいると、同じバスの乗客が、これでもどうぞと栄養ドリンクをくれました。この乗客とは、出発前から少し会話していたので、気を使ってくれたのでしょう。こういった優しさは嬉しいですね。
ランチ休憩の食堂の近くには川が流れており、ちょうどピーマイ休暇の初日であったこともあり、川で遊ぶラオス人が多くいました。暑い時期なので、こういった川遊びは楽しいですね。
川沿いや川の中洲にはテントとテーブルが置かれ、パーティーが行われているようです。
出発から約6時間、ムアンカムという町に到着です。
ここは比較的大きな町のようで、携帯ショップや市場などもあるようです。トイレ休憩程度で特に何かを物色する時間はありませんでした。また、出発から6時間ということで、乗客も疲れてきており、寝ている人も多くなっています。
出発から約7時間、15時過ぎにシェンクアン県ポーンサワンのバスターミナルに到着しました。数日前に20時間乗っていたので、7時間はかなり短く感じます。
サムヌア到着時もそうだったのですが、なぜか到着直前に大雨になりました。トゥクトゥクでホテルへ向かおうとトゥクトゥクドライバーと交渉をしましたが、雨が止むまで待てということなので、待つことにしました。幸い30分程度でやんだので、トゥクトゥクでホテルへ向かいます。
ポーンサワンのバスターミナルは、もう少し大きいかと思っていましたが、意外と小さいバスターミナルでした。また、バスもあまり停まっておらず、町の規模に比べると小さな印象です。
雨があがったので、トゥクトゥクでホテルに向かいます。
最初の言い値は50,000Kipでしたが、30,000KipでOKとなりました。もう何人かいれば、20,000Kipで良いと言われましたが、待つのも面倒だったので、30,000Kipで行ってもらうことにしました。
シェンクアンでのホテルは「Anoulack Khen Lao Hotel」です。
一泊150,000Kipで朝食付きでした。設備を考えると結構お得なホテルかもしれません。
この日は7時間の移動ということで、ほぼ移動日でした。移動に関する内容ばかりだったかもしれませんが、次回、この日の街の様子や夕食の内容を書きたいと思います。
今回は、以上です。
今日の旅行記:ラオス北部旅行記(シェンクアン県編)①(フアパン県⇒シェンクアン県)
場所:Phonsavan, XiengKhouang Province