このブログでは、ラオスでの生活や、ラオス旅行を題材の中心としています。最近は、国外へ旅行に行くことができず、旅行と言えば、日本に住んでいれば日本を、ラオスに住んでいればラオスを旅行するしかない状況です。また、日本はコロナの状況が悪化していますし、ラオスでも警戒態勢は続いています。
そんな状況ですが、ラオスの主要な交通機関である都市間高速バスが発着するバスターミナルの紹介です。
ラオス北部「シェンクアン県ポーンサワン」の旅の起点
‐ Xiengkhouang Bus Station -
(シェンクアン県ポーンサワン、ラオス)
※2021年5月8日現在、ラオス全土でロックダウン中です。この記録は2021年4月のピーマイラーオの期間のものです。
シェンクアンはラオス北部の街で、ラオス三番目の世界遺産「ジャール平原巨大石壺群(Megalithic Jar Sites in Xiengkhuang-Plain of Jars)」があるところです。ラオスの地域区分では北部に分類され、ベトナムと国境を接しています。
コロナ以前は、世界遺産観光の拠点として旅行者が多く立ち寄っていましたが、現在はそういった旅行者はおらず、在住外国人と地元のラオス人が行き来するだけの静かな街になっています。
バスターミナルの場所は下記になります。
シェンクアン県を代表するバスターミナルで、県外から「シェンクアン行き」といった場合、多くはこのバスステーションに到着するようです。ただ、他にもバスステーションがあるようですので、利用の際は発着地点の確認が必要です。
バスターミナルの全景です。
敷地は広いのですが、ターミナルはそれほど大きくありません。後ほど時刻表の写真もありますが、行先もビエンチャン・バンビエン・ルアンパバーンなど5,6都市になります。


チケットカウンターは、バスターミナルの中央、奥にあります。
ここで全ての行き先のチケットが買えるようになっています。路線もそれほど多いわけではありませんので、窓ガラスの部分に行先と料金が書いてあります。外国人の利用も多い街ですので、アルファベットも併記されています。
主な行先と発車時刻・料金ですが、
・首都ビエンチャン:7:00, 8:00, 10:30, 16:30, 18:30, 20:00
料金:20:00発のみ130,000Kip、他は110,000Kip
・バンビエン:7:30 料金:95,000Kip
・ルアンパバーン:8:30 料金:90,000Kip
・カムムアン:8:00 料金:80,000Kip
・ビン(ベトナム):6:30(火・木・金・日) 料金:150,000Kip
・パクソン-ボーリーカムサイ:7:20 料金:100,000Kip
なお、2021年4月時点では、外国人観光客の激減や国境の閉鎖などにより、バスの便も減少しています。上の写真のように、1日10便となっているようです。
行先はラック52、サムヌア、ビエンチャン、ルアンパバーン、サイニャブリー、ルアンナムター等となっています。
※手書きのラオス文字が読みづらく読めたところだけ書いています。


発着しているバスの種類ですが、ビエンチャンなどの乗客数が多い路線は大型バスで、地方都市や道路が険しい路線はバンタイプのもので運行されています。
バスターミナル内の施設ですが、他の都市のバスターミナルでは、車内で飲食するための水やお菓子類を販売しているお店が多いですが、ここのバスターミナルでは、あまりそういったお店は見かけません。全くないわけではないので購入することはできますが、暇つぶしにいろいろ見て回る、ということはできません。


最後にバスターミナルへのアクセスです。
市内を走る路線バス的なものはありませんので、トゥクトゥクを利用することになります。バスターミナルから市街へは、待機しているトゥクトゥクドライバーに声をかけましょう。価格は複数人での乗合であれば一人20,000Kipのようです(同乗していたラオス人も20,000Kip払っていたので、そのくらいの相場のようです)。一人で乗ると最初は50,000Kipぐらいからスタートすると思われます。
いかがだったでしょうか。世界遺産を抱える街ということもあり、本来は旅行者で賑わっているバスターミナルだと思います。ただ、主要な行先はは7時間以上かかる路線ばかりですので、飛行機の利用も検討した方が良いかもしれません。バスでは首都ビエンチャンまで10時間程度かかりますが、飛行機なら30分で到着します。
なお、このバスターミナルを利用したときの旅行記は下記からお読みいただけます。
今回は、以上です。
今日の観光地?:シェンクアンバスステーション(Xiengkhouang Bus Station)(シェンクアン県ポーンサワン、ラオス)
場所:Xiengkhouang Province