ラオスには現在三つの世界遺産があります。
その内のひとつが、シェンクアン県にある「ジャール平原巨大石壺群(Megalithic Jar Sites in Xiengkhuang-Plain of Jars)」です。その名の通り、巨大な石壺が並ぶ奇抜な光景です。それを目当てに観光客が訪れますが、これ以外の観光資源に乏しいのが難点です。
今回は、世界遺産だけで終わらないシェンクアン県の観光スポットを紹介します。いくつか順番に紹介していきたいと思いますが、今回ご紹介するのは
シェンクアン県観光スポット①
- 郊外にあるモン族の村 -
(シェンクアン県ポーンサワン)
です。
場所ですが、GoogleMapには登録が無いようです。おおよその位置は下記になります。
シェンクアン県の中心地ポーンサワンから北東方面に、車で30分ほど行ったところになります。
ポーンサワンを出発すると、すぐに田舎の農村といった雰囲気の道路を走っていきます。周囲には田んぼが広がっていますが、山間といった感じではなく、比較的平坦な道で集落もそこそこあります。
目的地のモン族の村に到着すると、ベトナム戦争時の爆弾の薬莢を壁に利用した風景が出てきます。ベトナム戦争で使用された「クラスター爆弾」の殻です。この「クラスター爆弾」は空中で炸裂し、中に入っている小型爆弾が周囲に飛び散り、広範囲にダメージを与える仕組みになっていたようです。
村の中に入ると、のどかな未舗装の道が続きます。南国のイメージそのものですね。
村ではモン族の生活する家や、農機具、調理用具なども見せてくれます。
金物の工房も見学できます。
ここでは、畑を耕す鋤を作っています。炭で火をおこし、鉄をその中に入れて熱し、その後、金づちで叩いていきます。鉄が良い感じの角度に曲がっていくのがよくわかります。作ったものは、村内で使ったり、売ったりしているようです。
今回は村の様子を動画にもしてみました。2分ほどのショートムービーですので、ぜひご覧ください。
以上がシェンクアン県ポーンサワン郊外にある「モン族の村」でした。
観光ツアーに申し込むと、ルートのひとつに組み込まれていることもあるようです。
なお、外国人のみで行くと、村の人との交渉も必要になるので、ラオス人に連れていってもらうか、観光ツアーで訪問するのがよいでしょう。
今回は、以上です。
今日の観光地:シェンクアン県観光スポット① - 郊外にあるモン族の村 - (シェンクアン県ポーンサワン)
場所:Phonsavan, Xiengkhounag Province