ラオスには現在三つの世界遺産があります。
その内のひとつが、シェンクアン県にある「ジャール平原巨大石壺群(Megalithic Jar Sites in Xiengkhuang-Plain of Jars)」です。その名の通り、巨大な石壺が並ぶ奇抜な光景です。それを目当てに観光客が訪れますが、これ以外の観光資源に乏しいのが難点です。
今回は、世界遺産だけで終わらないシェンクアン県の観光スポットを紹介します。いくつか順番に紹介していきたいと思いますが、今回ご紹介するのは
シェンクアン県観光スポット⑨シェンクアン最大のクレーター (シェンクアン県バーンカンタート)
です。
今回の「シェンクアン最大のクレーター」は、観光地としては整備されておらず、ガイドさんが「もう少し時間があるので、寄って行こう」と、案内してくれたものです。
場所は下記になります。
GoogleMapにも登録はありません。シェンクアンの中心地「ポーンサワン」の北西にある「バーンカンタート(カンタート村、Ban Khangthat)」にあります。
上の写真の通り、国道7号線から西の方に入った村になります。
途中の道は、のどかなものです。
牛が道路を歩いているので、気をつけて走る必要があります。
国道7号線から分岐し、5kmほど走ると到着します。何も目印がないので、案内してくれる人がいないと到着するのは難しいかもしれません。
上の写真のように、大きな窪地が見えてきます。
近づいていくと、その大きさがわかります。
クレーターができてから40年以上経過していると思いますので、多少は自然に埋まってきていると思いますが、それでもはっきりクレーターとわかります。
これまでは手つかずで放置されてきたようですが、保存しようという動きがあるようです。
周辺には、ほかにもクレーターが残っています。
米軍の爆撃機が飛行しながら爆弾を投下したため、クレーターはまっすぐに並んでいます。戦争の様子を伝えるためにも、保存するのは良いことだと思います。
このようなだだっ広いところにあります。区車の大きさと比較しても、その広さが分かっていただけると思います。
クレーターがあるだけなので、所要時間は10分ほどかもしれません。ベトナム戦争と言いながら、ラオスもかなり広い範囲が戦場となりました。戦争の様子を後世に伝えるもののひとつになればと思います。
なお、現在は特に管理されているわけではないようなので、入場料等は不要です。
今回は、以上です。
今日の観光地:シェンクアン県観光スポット⑨シェンクアン最大のクレーター
(シェンクアン県バーンカンタート)
場所:Phonsavan, Xiengkhounag Province