ラオスは仏教国なので、お寺の数は非常に多いです。村ごとにお寺があるようなほど、あちこちにあります。しかもその規模が大きいので、村人から多くの寄進が寄せられているのだと思います。この辺からも信仰の強さを感じます。
さて、今回は、周辺は市場があったりと、結構栄えていますが、一歩お寺の境内に入ると、静かな雰囲気を感じられるお寺のご紹介です。
深い緑に囲まれたビエンチャン市街近郊のお寺
- ワットプラノンブアトーン(Wat Pa Nong Bouathong) -
(ビエンチャン・ラオス)
場所は下記になります。
市街中心部からは少し離れていますが、車やバイク、自転車などがあれば、充分、行くことができるエリアだと思います。
「ワットプラノンブアトーン(Wat Pa Nong Bouathong)」の入口です。
敷地は広いので、南側と東側の2ヶ所、入口があります。どちらが正門家はわかりませんが、大きさ的にこちら(東側)は勝手口のような感じがします。
門をくぐると、木々に囲まれた「参道」が100mほど続きます。
周辺は、市場や商店などがあり活気があるエリアなのですが、一歩入ると、このような緑豊かな感じになります。日本にある神社やお寺に似た感じがしますね。暑い時期でも、日中の太陽の光を木々が遮ってくれるので、涼しさもあります。
参道を進んでいくと、本堂のような建物が見えてきます。
かなりの大きさと高さがある建物で、建てるのにかなりお金がかかってそうな気がします。噴水なども整備されていて、周辺の人々の憩いの場にもなっています。
また、ラオスのお寺の特徴ですが、仏像が特に屋根などもなく置かれています。
お堂の他、仏塔や、行事が行われるときの集会所的なものもあります。いずれも他のラオスのお寺に比べ規模が大きいですね。
境内の一画には休憩所もあります。
こちらは少しアミューズメント的な作りをしており、休憩所の他に、池と洞窟っぽいものがあります。
池には鯉がたくさん泳いでいます。ラオスでは鯉を結構見かけます。中国でも鯉は縁起の良い魚のようで、その影響でラオスのお寺でもよく見かけます。
近寄ると、餌をほしそうに近寄ってきますが、餌を売っているようなところはありませんでした。
鯉がいる池の奥には洞窟が作られています。と言っても、簡単な作り物で、天然のものではありません。洞窟に入ると、中から池を眺められるようにもなっています。
休憩所です。
簡単な椅子とテーブル、あとお水の給水器が置かれていました。特に入場料が必要なお寺ではありませんが、しっかりとした作りの建物や、池を渡る橋が架けられているなど、なかなか手間暇架けているなという気がします。
敷地内は10分ほど歩けば一周できるぐらいのものですが、緑も豊富で癒やされます。地元の人も木陰で休んいる姿も見かけます。
お寺の外に出れば、ビエンチャンの市街が広がっているエリアですが、お寺の中はちょっとした別世界です。年々「喧噪」が広がるビエンチャン市街ですので、たまにはこういった緑豊富なお寺で一服するのもよいでしょう。
「ワットプラノンブアトーン(Wat Pa Nong Bouathong)」の様子を紹介したショートムービーも作成しました。こちらもぜひ御覧ください。
今回は、以上です。
今日のお寺:Wat Pa Nong Bouathong(ビエンチャン、ラオス)
場所:DongPaleap Road, Vientiane