海外には一見、日本製品っぽいものの、蓋を開けてみれば似ても似つかないもの、というのはよくあります。ほどよく違っていれば面白いエセ日本製品で、話のネタにもなります。
今回は、全く違っていたので、笑い話にも話のネタにもならないのかもしれませんが、こんなのもあるんだ、という感じで記事にしてみます。
今回ご紹介するのは、
ラオスで見つけた怪しげな「おでん」
(ビエンチャン・ラオス)
です。
上の写真のように、カップラーメンのような感じで販売されていました。
パッケージには「関東煮」と書かれており、この「関東煮」の意味はご存知の方も多いと思いますが「おでん」です。大阪弁ではおでんのことを「関東煮」というようです。
なぜ、大阪弁の「関東煮」を商品名にしたのかはわかりませんが、隣に赤い字で「おでん」とも書かれているので、これが「おでん」であるということはわかると思います。
さらに「日本の伝統的なおやつ」と書かれているのも謎ですが、「おでん」は立派な食事で「おやつ」だと思う人は少数派ではないでしょうか。この辺は、どちらでもよいのですが、謎な字がたくさん書かれたパッケージです。
ということで、早速開封して、作ってみます。
開けると、
・乾燥麺
・団子のようなもの
・ごまと乾燥わかめ
・粉末ソース
・味噌っぽソース
・フォーク
が入っています。
一般的に「おでん」で想像するラインナップとは大きく異なりますね。先行きが不安です。
そして、以前、「ラオスで食べられるカップラーメン」でもご紹介したように、折りたたみ式のフォークが入っています。
作り方は、それぞれを器に移し、熱湯をかけ、5分程度待つ、のようです。
お皿に具材をいれてみました。大根やちくわなんかをイメージしていただけに、ちょっと残念です。また、味噌っぽいソースがかなりドロっとしていますが、これでおでんの澄んだスープになるのでしょうか。
得体のしれないものができることを覚悟して、お湯を注ぎます。
お湯を注いだ結果です。上にある白い物はゆで卵で、これは自作して追加しました。
見た目は「おでん」には見えません。そして、味もまったく「おでん」ではありませんでした。中国の屋台料理で食べれそうな味の料理で、ちょっとクセのある匂いもします。
結論的には「おでん」ではありませんでした。ただ、「おでん」だと思わずに、そういう料理であると考えれば、1回ぐらい食べてみても良いかもしれません(個人的には2回目はなさそうですが)。
価格はお店によりけりかもしれませんが、12,000Kipでした。
なお、中国で製造されているようですので、中国製品を取り扱う商店であれば購入できるかもしれません。私は、先日ご紹介した「Vi Mart」で購入しました。「Vi Mart」の様子は下記からもお読みいただけます。
今回は、以上です。
今日の生活: ラオスで見つけた怪しげな「おでん」 (ビエンチャン・ラオス)
場所:Vientiane Capital