ラオス料理の中には、いくつか日本語由来のものが存在します。「寿司」や「刺し身」は、そのまま「Sushi」「Sashimi」と呼ばれています。が、そういった日本料理ではないもので、日本の名前を持った料理があります。
では、今回、ご紹介するのは、
日本の名前がついたラオス料理
- スキー(SUKI・ຊູກີ)-
(ビエンチャン・ラオス)
です。
厳密にはラオス料理ではなくタイ料理なのかもしれませんが、「スッキー」と呼ばれる料理が存在します。
※タイトルではアルファベット表記の「SUKI」から「スキー」としています。日本などでは「タイスキ」という名前の方が有名かもしれません。
この「スッキー」ですが、語源は「すき焼き」です。
でも、まったく「すき焼き」の味はせず、見た目も「すき焼き」ではありません。
右側が「スッキー」です。
豚肉、野菜が味噌っぽいピリ辛味で煮込まれ、さらに溶き卵が入ります。肉と野菜の煮込み料理で溶き卵という組み合わせから「すき焼き」を連想したのかもしれません。
日本の「すき焼き」は醤油ベースですが、この「スッキー」は味噌ダレっぽい味+ピリ辛味です。
味は日本の「すき焼き」とはまったく異なりますが、結構、美味しいです。
野菜も豊富で肉と卵も入っており、栄養のバランスもバッチリです。
この「スッキー」ですが、汁ありバージョンと汁なしバージョンがあります。
上の写真は汁なしバージョンです。ソースが具材に直接絡んでいるため、かなり濃厚な味わいになります。御飯のおかずとしては、こちらの方が合いそうです。
名前の由来になった「すき焼き」には、この汁なしバージョンの方が近いかもしれません。
調理方法自体は簡単なこともあり、ラオス食堂の多くでメニューに取り入れられています。デリバリーのメニューにも多いので、一度、試してみるのも良いでしょう。
今回は、以上です。
今日の生活:スキー(SUKI・ຊູກີ)(ビエンチャン・ラオス)
場所:Vientiane Capital