ラオスは新年を迎えました。仏歴2565年になります。
新年の期間は4月14日~16日ということで、この3日間を過ぎた4月17日は、ピーマイムードはほぼ無くなりました。ただ、日曜日であったということもあり、地方へ旅行している人々は、まだ戻ってきていないのだろうと思います。街中は非常に静かでした。
ラオスでは、この新年のことを「ピーマイラオ」と呼んでいます。直訳するとラオス新年になります。周辺国でも同じように、この4月中旬を新年としている国もあり、タイやカンボジアが該当するようです。タイでは「ソンクラーン」と呼ばれ、水かけ祭りが有名ですね。
なお、日本語にすると「旧正月」という表現をちらほら見かけますが、ラオスにとっては、この4月の正月がメインの正月のような気もしますので、「旧」という表現は、合わないのかなと思ったりもします。
ということで新しい年を迎えましたので、当ブログでは、この期間に一年の総決算をやっていきたいと思います。
このブログでは一応、1日1件アップしていっています。継続しはじめてから約1年半ほどとなりました。1年の総決算というわけではないかもしれませんが、テーマ(カテゴリー)毎で振り返ってみます。
今回で2022ピーマイ企画は最後にしようかと思いますが、最終回は「ラオスの文化」の中からになります。
(2022ピーマイ企画⑤)
ラオスの文化
(ビエンチャン・ラオス)
です。
「ラオスの文化」のカテゴリーでは、季節ごとで行われるラオスの行事を中心に記載しています。主にビエンチャンで実施されるものになっています。
このカテゴリーには7件のエントリーがありますが、独断と偏見でランキング形式のように選んでいきたいと思います。
第3位☆2022年春節のビエンチャン
(ビエンチャン、ラオス)
第3位は、ラオスの伝統的な文化ではないのかもしれませんが、現在では、しっかり根付いている行事である「春節」です。アジア各国の生活習慣の中には、大なり小なり中国文化の影響を受けています。そのため、この「春節」に関しても、ラオスの中では、ラオスの年中行事として、実施されています。
中華系の人々が多く暮らすエリアはもちろんのこと、そうではないエリアにおいても、この時期には爆竹の音がする等、何らかのイベントが開催されています。
老中鉄道も開通し、この傾向はますます強くなっていくことでしょう。
第2位☆ラオスの仏教行事 - カオパンサー(雨安居,ເຂົ້າພັນສາ) -
(ビエンチャン・ラオス)
☆ラオスの仏教行事 - オークパンサー(出安居,ອອກພັນສາ) -
(ビエンチャン・ラオス)
第2位は、今回は2件取り上げます。どちらもラオスの仏教行事ですが、一つ目は、「カオパンサー」と呼ばれ、僧侶が修行に入ることに対する行事です。一般の人も、この日は朝からお寺に集まり、お布施をします。
また、この日は雨期入りの日ともされ、雨降りの中行われることも多くなります。
もう一件は、「オークパンサー」と呼ばれる、僧侶の修行が終了する日の仏教行事になります。
先ほどの「カオパンサー」は、僧侶がこれから修行に入るということで、あまりお祭り感はありません。でも、この「オークパンサー」は、雨期の終わりも意味し、お祭りのような雰囲気があります。
昨年2021年に行われた「オークパンサー」は、Covid-19の影響もあり、盛大に行うことは禁止され、各家庭でしんみりと実施する指示が出ていました。そのため、各家庭の軒先にろうそくを立て、逆に厳かな雰囲気になっていました。
一方で、メコン河を挟んだ対岸のタイは、自由に行われていましたので「コムローイ」と呼ばれる熱気球を上げていました。
(ビエンチャン・ラオス)
今回のカテゴリーの第1位は、タートルアン祭りです。
ラオス最大のお祭りとも呼ばれますので、これが1位になるのは必然でしょう。
乾期に入った11月頃に実施されます。満月になる日がタートルアン祭りの日ということのようなので、日程は毎年変わります。10月に実施されることもあるので、日程は要確認です。
こちらもCovid-19の影響で2021年は規模は縮小されています。2022年はどうなるでしょうか。
今回は、以上です。
今日の文化:なし(ビエンチャン、ラオス)
場所:Vientiane