今回は、ラオスの銀行に関するお話です。
旅行するにも住むにも、お金は常に必要になりますが、外国人旅行者の場合、自由に銀行で口座開設することは難しくなっています。10年ほど前までは、旅行者でも口座開設ができたようですが、最近はマネー・ローンダリングの関係など、口座開設には、就労ビザなど、一定期間、住んでいる必要があります。
ただ、ATMのような機械は、クレジットカードのキャッシングなど、利用する機会はあるかと思います。そんなときの注意点などを、今回は書いてみたいと思います。
今回、ご紹介するのは、
ラオスの銀行
- BCEL銀行 -
(ビエンチャン・ラオス)
です。
BCEL銀行はラオス国内、各所にある、ラオス最大の銀行です。
BCEL銀行の特徴は、上記の通り、
・ラオス最大の銀行で、支店やATMの数も非常に多い
ということになります。
必然的に、外国人旅行者が国際キャッシュカードやクレジットカードのキャッシングでこの銀行を利用する機会も増えてくるでしょう。支店も多いので、トラブル時、窓口を探すのも容易です。
で、今回は、私がATM利用時にミスったケースと、そのリカバリーのご紹介です。
何があったかと言いますと、
・ATMでお金を引き出した際、現金をすぐに取らず、しばらく放置していたら、現金が機械に吸い込まれた。
です。
ラオスのATMでは、一定時間、現金を受け取らないと、機械の中に引き込まれてしまいます。これはカードも同様で、一定時間、カードを抜かずにそのままにしておくと、取り込まれてしまいます。
で、私の場合は、現金でしたが、気がつくと、「スッ」と機械の中に引き込まれていきました。
さて、どうしようか、ということで、最初に思いついたのは、銀行に電話することです。ATMの番号もあるので、これでなんとかなるかもと思いましたが、最低限、英語、できればラオス語で状況を説明する必要があります。これはちょっと、ハードルが高いということで、次に考えたのが、オンラインで相談できないか、というところです。
BCEL銀行には、BCEL Oneというスマホアプリがあります。この中に「BCEL OneCare」というものがあり、そこで相談してみることにしました。
「CHAT WITH US」というメニューから、英語でメッセージを送りました。
10分ほどで応答(返信)があり、お金を下ろしたが、機械の中に引き込まれてしまったことを伝えました。ATMの場所や口座番号、氏名などをやりとりし、2日後以内に口座に返金される、とのことでした。もし、2日経っても戻らなかったら、もう一度、このチャットに連絡して、とのことで、やり取りは終わりました。
翌日には無事、返金されていました。
今回、私は在住者であり、2日後でも特に問題はなかったこと、現金だったので、最悪、諦めるということもできたということもあります。旅行者でクレジットカードが取り込まれてしまうと、時間的な問題で早期に取り戻す必要などもあるかもしれませんので、直接、窓口でやり取りする方が良い、ということもあるかもしれません。
ということで、状況に応じてですが、オンラインチャット機能で便利に解決できた事例でした。
今回は、以上です。
今日の生活:BCEL銀行
場所:Vientiane