東南アジアの食事場所と言うと、屋台を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。シンガポール、マレーシアやタイといった国々では、地元の人も日々の食事場所として、屋台が利用されていました。外国人観光客もそこへ行き、地元料理を安価に味わうことができました。
現在のラオスでは屋台が路上や空き地に出ていることは珍しくはありませんが、20年ほど前の「地球の歩き方」などを見ると、
「ラオスには屋台がほとんどなく、ラオスの人々は食事は家庭で取ることが一般的」
との記載もあり、私も、バスターミナルなど、人出の多い場所を除き、その当時、屋台で食事をした記憶はありません。
現在は、 多くの場所に屋台が出ており、いくつかの屋台が集合した「屋台村」も形成するようになっています。
そんなビエンチャンにある屋台街(屋台村)をご紹介します。
今回、ご紹介するのは、
ビエンチャンの屋台街⑧
- シホムナイトマーケット屋台街(Sihom night market) -
(ビエンチャン・ラオス)
です。
場所は下記になります。
ビエンチャン市街の中心部、以前は外国人旅行者が多く滞在したエリアになります。
Covid-19以前から、ちらほら屋台が出ていましたが、現在は、その頃の10倍程度ではないかというくらい屋台が多く出ています。また、曜日に関わらず、連日、大勢のラオスの人々で賑わっています。
屋台が出始めるのは夕方頃からです。
本格的に営業が始まるのは18時ごろからでしょうか。
ホームアイディアルというスーパー付近から、国立文化会館のあたりまでの200m~300mに渡って、屋台が続いています。
その場で食べられるよう、椅子やテーブルが並んでいる屋台もあれば、持ち帰りがメインになっている屋台もあります。食べ歩きに適したものもあるので、それぞれ、お好みで選びましょう。
食べ物の種類は、ラオス料理が中心です。中に、お寿司屋台や韓国料理の屋台もありますが、大半はラオス料理屋台になっています。お客さんの9割以上がラオスの人々なので、そういったラインナップになるのでしょう。
また、日本人の目から見ると、同じようなメニューのお店が多く、実は、それほど選択肢は多くない、ということもあるかもしれません。
最近、ラオスの人々の間で流行っているという、中華風の辛い料理を注文しました。
店先にある具材を指定し、パパイアサラダのように和える料理のようです。見た目も真っ赤で、辛さもかなり強いです。ただ、ラオス風の辛さと言うよりは、中華風の辛さなので、まだ日本人にも食べられる辛さかもしれません。
数ヶ月前までは道路沿いに屋台が並んでいるだけでしたが、今は、空き地にさらに屋台村が形成されています。
なんとなく、写真撮影もできるような感じになっており、ラオスの人々のインスタ映え感をくすぐるのでしょう。
新しくで来ている屋台村は、まだオープンしていない部分も多いですが、真新しい椅子やテーブルが並んでいます。
なぜ、このエリアで急激に屋台が増えたのかはわかりませんが、ビエンチャンでは規模も人出も最大級の屋台街になっている気がします。
外国人観光客が自由に入国できるようになれば、さらに増殖していくかもしれません。
今回は、以上です。
今日の屋台街:シホムナイトマーケット屋台街(Sihom night market) (ビエンチャン・ラオス)
場所:HengBoun Road, Vientiane Capital