ビエンチャン市内には路線バスが走っています。公共交通機関が乏しいラオスにおいては貴重な存在です。しかし、どこを走るのか、どのようにして乗るのか等、分かりにくい部分も多いと思うので、私が実際に乗った状況を記事にしてみたいと思います。エントリーするのは、私自身が実際に始発から終点まで乗った記録のみで、乗っていない区間は正確性を考えエントリーしません。
※基本は上記の通り全線乗車ですが、今回の路線は、途中下車し終点まで乗車していません。ご了承ください。
路線番号、路線名称でインデックスを作っています。右側のリンク「ビエンチャンバス案内 インデックス」をクリックしていただくと、目次のように番号順に表示されます。
バスルートはいくつかのサイトで見ることができますが、実際に乗ってみると、往路復路でルートが異なっていることもあり、なかなか想定通りに行かないことも多々あります。そのあたりも細かく記録していきます。ただ、ルートの変更等も発生するかと思いますので、乗車プランの参考程度にお考えください。
ビエンチャンバス案内 25番 三江市場・老中鉄道駅線
(老中鉄道駅⇒トンカンカム市場・三江市場)
路線情報
<往路>
三江市場(Tlat Sangjieng)~ノンドゥアン市場(Tlat Nong Duang)~トンカンカム市場(Tlat Thongkhankham)~ ノンタービレッジ(Baan Nongtha) ~ ラオス国立大学 ~ 南バスターミナル ~ 老中鉄道駅
<復路>
老中鉄道駅 ~ 南バスターミナル ~ ラオス国立大学 ~ ノンタービレッジ(Baan Nongtha) ~ トンカンカム市場(Tlat Thongkhankham)~ ノンドゥアン市場(Tlat Nong Duang)~ 三江市場(Tlat Sangjieng)
※南バスターミナルは、バスターミナル内までは入らず、正面の道路を通過するケースが多いようです。南バスターミナルから乗車の場合は、ターミナル内ではなく、道路沿いで待ちましょう。
※トンカンカム市場から三江市場間(緑色の線)部分は、今回は乗車していません。走行経路が異なる場合があるため、ご注意ください。
バス情報(料金、その他)
全線一律(緑バス:20,000KIP)
※2022年6月時点。ガソリン高騰により、頻繁に料金改定があるようです。
乗車後しばらくして、車掌が徴収に来る。チケットも発行される。
沿線上にバス停設置。ただし、合図をすればバス停以外の場所での乗降も可能。
運行頻度は2022年6月時点では1日に3往復(電車の時刻に合わせ運行)
①鉄道駅発⇒三江市場行き
・10:15発 ⇒ 10:55着
・15:50発 ⇒ 16:30着
・20:50発 ⇒ 21:30着
②三江市場発⇒鉄道駅行き
・6:20発 ⇒ 7:00着
・13:50発 ⇒ 14:30着
・19:20発 ⇒ 20:00着
ルート周辺
今回の起点は老中鉄道駅です。
ルアンパバーンやバンビエンなどから、鉄道でビエンチャンに到着した場合、市街へ向かう交通手段が必要ですが、タクシーなどを除くと、バスが移動手段となります。外国人旅行者にとっては、安価に移動できる手段のひとつとなるでしょう。
ビエンチャン駅に到着した旅客は左の写真の到着口より、駅の外に出ることになります。空港の到着ゲートのような感じで、出迎えの人やトゥクトゥクの運転手などが待ち構えています。
バスの待機場は、この到着口のすぐ前なので、到着口を出ると、すぐに視界に入ってくるはずです。
バスの方へ向かうとこのような感じで、看板を持った人がいます。なお、2022年6月時点で、鉄道駅からの行き先は3路線です。
・三江市場行き(25系統)
・友好橋行き(47系統)
今回は「三江市場(25系統)」行きです。漢字で「三江市場」と書いてあるので、日本人にはありがたいですね。なお、発音は「タラート・サンジエン」です。
タラートサオ(クアディン)バスターミナル行き(28系統)のバス案内は下記からもお読みいただけます。
タラートサオ(クアディン)バスターミナル行き、友好橋行きバスも、同様に看板を掲げています。
バスに乗車しましょう。
なお、三江市場とタラート(クアディン)サオバスターミナル行きは、以前から使用されている緑色のバスになります。友好橋行きのバスは、新型の電気バスです。
バスの車内はこのような感じです。車体は日本で使用されていた路線バスで、シート類はラオスで新たに取り付けられたものでしょう。
今回、乗車したお客さんは私を含め5人です。
前置きが長くなりましたが、バスの出発です。
鉄道駅周辺は何もない荒野のようなところです。鉄道駅に入るための取付道路を南下していきます。
取付道路から一般の道路へ入ると、一気にローカル感がでてきます。
こんな感じの道なので、バスは時速30~40km程度でゆったりと走行していきます。
5分程度走行すると、中央分離帯のある大きな通りに出ます。ビエンチャン鉄道駅の看板も出ているところを、右折します。ここまでで約3kmほどあるので、徒歩で駅に向かのは無理そうですね。
中央分離帯のある道路を走行して、数分、南バスターミナル前に到着です。
ここからは、ラオス南部の都市、パクセー、サワンナケート、タケークなどへのバスが出ています。
ただし、ターミナル内には入りませんので。ここから乗車して、三江市場へ向かう場合は、道路沿いで待ちましょう。
南バスターミナルを過ぎると、国道13号線との交差点です。前にはタラートサオ(クアディン)バスターミナル発、ラオス国立大学(ドンドーク)行きのバスが走っています。2022年6月現在、Covid-19の影響で運行本数はかなり減っていますが、運行は再開されています。
なお、この13号線との交差点は、時間帯によってはかなり渋滞します。
国道13号線の交差点を直進すると、しばらくして、ラオス国立大学の前を通ります。ラオスの東大のような存在で、ラオス国中から、多くの学生が来ています。
なお、ラオス国立大学の様子は下記からもお読みいただけます。
ラオス国立大学を過ぎた先の交差点を左折します。
この道路も以前は路線バスが走っていたようですが、現在は運行されていません。道幅はそれほど広くないですが、住宅街が続いています。
途中のバス停として、「ノンタービレッジ」があります。
鉄道駅からここまで、時刻表上は約20分ほどになります。
出発から約30分でトンカンカム市場へ到着しました。
今回は事情があって、ここで下車しています。バス自体はこのまま、三江市場まで向かいます。
なお、上の写真のような感じのバス停もあります。
ただ、途中から乗車してくる想定は低いと思いますので、途中のバス停から乗車の場合は、バスが来たら手を振るなどしてアピールしましょう。
なお、ビエンチャン市内で外国人旅行者が非常に多いメコン河沿いのエリアに行く場合、このバス停で下車するのも良いかもしれません。ここから1kmほどでメコン河沿いまで行くことができます。
トンカンカム市場からあとは、乗車していないため、バス停周辺スポットのご紹介ですが、「ノンドゥアン市場」はかなり庶民的な市場です。この界隈はかなりチャイナタウンの様相なので、中国人在住者が多いものと思います。
終点の「三江市場」です。
こちらはターミナルのバス停になるので、営業所的なものもあります。三江市場内が最終到着地になります。
前置きから、終点「三江市場」までかなり長くなりました。このブログに登場した場所もたくさんありましたので、ついつい長文になってしまいました。現時点では、鉄道駅から市内に向かう交通機関の中で最も安く移動できる手段なので、今後、外国人旅行者が増えれば、利用者も多くなっていくことでしょう。
以上、「ビエンチャンバス案内 25番 三江市場・老中鉄道駅線(老中鉄道駅⇒トンカンカム市場・三江市場」でした。
今回は、以上です。
今日の路線バス:25番 三江市場・老中鉄道駅線(老中鉄道駅⇒トンカンカム市場・三江市場)
場所:Sanjieng Marcket - Lao China railway station, Vientaine