今回は昨日、一昨日に引き続き、バンコクを走る路線バスについてです。
「路線バス」としていますが、今日の話題は、外見的には乗用車です。よく使用されている車種はトヨタのハイエースで、一度に10人程度乗車できます。タイでもラオスでも「ロットゥー」と呼ばれている乗り物です。
この「ロットゥー」ですが、ラオスでは、バスの代わりとして中長距離路線に投入されています。タイでは所要数時間の中距離の路線があるほか、市内の短距離路線もあります。今回は、その短距離路線でのロットゥーのお話になります。
今回ご紹介するのは
バンコクの路線バスについて
- ロットゥー(ミニバン)編 -
(バンコク・タイ)
です。
バンコク都内を走るロットゥーです(3台並んでいる白い車両)。
このような感じで、市内の特定の場所と場所を路線バス的なイメージで運行されています。
特徴としては、時刻表的なものがなく(あるのかもしれませんが)、客が一定以上になると出発する仕組みです。お客さんが見込める場所では、満員になると出発します。常に何台かが待機していますので、同じタイミングにお客さんが集中しても乗れないという可能性は低くなります。
バンコクのロットゥー路線が最も多いのは、上の写真の戦勝記念等(アヌサワリーチャイ)でしょう。ここからは、都内各所に向かうロットゥーが集まっています。
この戦勝記念等から鉄道市場で有名な「タラートロッファイシーナカリン」へも行くことができます。
上の写真は、鉄道市場「タラートロッファイシーナカリン」の近くの「シーコンスクエア」前に到着した路線ロットゥーです。
かなり行列になっています。それほど快適な交通手段なのでしょう。
車内は広くはありませんが、当然、全員着席制です。暑いバンコクですが、エアコンもしっかり効いており快適です。
さらに料金は、区間によってはエアコンのついたバスよりも安いこともあり、さらに、小回りが利くので早く目的地に到着できます。
料金は、路線や乗車距離で異なりますが、初乗りは10バーツ程度、その後、距離によって増えていく仕組みです。料金は降車時にドライバーに支払います。
なお、終点以外で降りる際は「降ります!」と言わないと止まってくれません。
これがちょっと難しいかもしれませんが、タイ語で「ロン、ティーニー(ここで降ります)」とか、英語で「ストップ」など、何か言ってみましょう。基本的に降りるとき以外は言葉を発する必要はないので、何か言えば、「ああ、この人は降りたいんだ」と理解してくれるでしょう。
ということで、タイの市内交通も担っている「ロットゥー」のご紹介でした。
なお、ラオスでは市内交通としてのロットゥーはほぼないと思います。ラオスでは中長距離路線用として運行されています。
上の写真はラオス北部「サムヌア」から「ルアンパバーン」行きのロットゥーです。険しい山岳地帯を多分、10時間ぐらいかけて走ることになると思います。それでも大型バスよりも早く到着するので人気があります。
スピードが出る分、たまに交通事故のニュースも見ますが、価格・快適性・速達性の面で利用価値は高いと思います。
今回は、以上です。
今日の生活:バンコクの路線バスについて - ロットゥー(ミニバン)編 - (バンコク・タイ)
場所: Bangkok, Thailand
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