今回は海外在住時のインターネットについてです。
一般的には、外出時はスマホを通信キャリア(日本ならDocomo、タイならAIS、ラオスならLaoTelecom等)で使用し、自宅では別途インターネットを引いて、有線LANやWiFiで利用している、という感じかと思います。
この自宅のインターネットですが、入居時に共用インターネットがあれば問題ないですが、そうでない場合は個別に申し込まなければなりません。その際、工事が必要であったり、開通までにかなり時間がかかるということも予想されます。それでも、2年、3年と住む予定であれば待つこともできますが、滞在がそれほど長くない場合や、引っ越しも想定される場合は、転居の手続きなども必要になってきます。
そんな時に、簡単に自宅のインターネット環境が構築できる方法をご紹介します。
今回ご紹介するのは
SIMカードが挿入できるWiFi-Routerでお手軽にインターネット環境を構築
(バンコク・タイ)
です。
タイトルにある通り、「SIMカード」が挿入できるWiFi-Routerを使用することで、携帯電話などで利用される回線でインターネットを行えます。
それなら、モバイルルーターやスマホでテザリングしたりすればよいのでは?となるかと思います。
実際のところ、私もスマホのテザリングを用いて、ノートパソコンでインターネットをしていました。ただ、その場合、スマホのバッテリーの減りが早く、1日1回の充電では足りなくなっていました。充電回数が増えるとスマホのバッテリーの寿命も早くなってしまいます。これはモバイルルーターでも同じなので、コンセントから給電できるタイプのルーターでSIMカードが挿入できるものがないかと思っていました。
そのような経緯で、SIMカードが挿入できるWiFi-Routerを購入しました。
日本ではこのタイプのルーターは1万円以上でしたが、タイでは800バーツ(約3,000円)程度からありました。価格が安い製品は日本でもタイでも中国メーカーなのですが、それは受け入れましょう。
外見は普通のWiFiルーターと同じですね。
一点だけ違うところは、SIMカードが挿入できるスロットがあるところです。
このような感じでSIMカードを挿入するだけで設定完了です。
なお、今回のSIMカードはAISで購入しました。購入時にとりあえず、6か月間のプラン(1ヶ月あたり100GB、速度15Mbpsで830バーツ)にしています。ちょっと速度は遅めですが、月に100GBあれば私的には充分ですし、1ヶ月あたり約140バーツはかなりリーズナブルでしょう。YouTubeなどの動画視聴も問題なくできています。
延長等、プランの購入方法はスマホの場合と同じなので、すでに海外の携帯サービスを使っていれば、それほど難しいことはないはずです。
実際に使ってみたところ、スマホの回線であるためか、若干、安定性に欠ける点があるような、無いような気がしますが、大きな違和感はなく使えています。
特徴をまとめますと
<メリット>
・準備が簡単
申し込みもいらず、ルーターとSIMカードを購入するだけです。通常のインターネットの申し込みだと、窓口で申し込みしなければならず、言語的な問題も生じるかもしれません。
・引っ越しが簡単
SIMカードのエリア内(今回ならタイ国内)なら、ルーターを引っ越し先に持っていくだけで、他の手続きは不要です。また、国外に移動する場合も、移動先の国でSIMカードを購入すれば、同じようにすぐ使えます。
・モバイル機器のバッテリーの負担軽減
スマホのテザリングやモバイルルーターを常時使用していると、バッテリーの消費が激しく、リチウムイオン電池にとっては、あまり良いことではありません。コンセントから給電できるルーターを用意することで、スマホやモバイルルーターの寿命を延ばせます。
<デメリット>
・費用が少し割高になるかもしれない
各社の料金表を比べると、インターネット回線を直接引くのに比べ、月額利用料は少し割高になります。また、利用できる通信容量(○○GBなど)の制限があるプランを選択すると、多少、気を使います。
・ルーターなどの初期設備費用が必要
今回は3,000円ぐらいでしたが、ルーターを購入しなければなりません。
ということで、海外在住時のインターネット環境についてでした。
なお、今回、購入したルーターですが、IDやパスワードはルーター本体の背面に記載されています。多分、同じIDとパスワードなので、最初に変更しておくことをお勧めします。
今回は、以上です。
今日の生活:SIMカードが挿入できるWiFi-Routerでお手軽にインターネット環境を構築 (バンコク・タイ)
場所: Bangkok, Thailand
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