バンコク都内を走る市内電車と言えば「BTS」「MRT」を思い浮かぶと思います。
1999年に最初の市内電車「BTS」が開業して、その後、しばらくは既存路線の延長等にとどまっていましたが、近年は新路線の開業がどんどん進んでいます。最近では都心から少し離れた郊外を走る路線の建設も進んでおり、今回の「MRT・イエローライン」もそのひとつです。
この「MRT・イエローライン」は今年の4月からプレ運行(料金無料で乗車可能)の予定と報道されていましたが、残念ながら、5月中旬へ延期されてしまいました。
今回、ご紹介するのは
バンコクの高架鉄道・プレ運行の開始が延期
- MRT・イエローライン -
(バンコク・タイ)
です。
「MRT・イエローライン」ですが、2018年頃から実際の工事が開始され、2022年初頭には線路(モノレール)の高架や駅も外観的にはほぼ出来上がっているような感じになっていました。
2023年4月時点で、駅の設備はほぼ出来上がっているように見えます。
階段などの照明もつけられており、きれいな新駅、新路線の期待が高まります。
ただ、この運行開始の延期は今回が初めてではなく、私が最初に聞いたのは、2022年12月にプレ運行が開始されるというものでした。その後、2023年1月、4月と二度延期され、今回、5月中旬となりました。合計4回の延期です。
なお、2022年12月にプレ運行がされるという際の記事は下記からもお読みいただけます。
この「MRT・イエローライン」は、「シーナカリン通り」と「ラップラオ通り」を通りますが、かなり車の交通量の多い大通りです。現在は、高架工事による車線規制がなくなったので、少し渋滞が緩和されましたが、それでも朝夕はかなりの混雑になります。
車を使う人はMRT・イエローラインが開業しても車を使い続けるのだろうと思いますが、バスなどを利用している人にとっては、渋滞の影響を受けずに済むのでかなり利便性が向上するはずです。次こそは、予定通り(??)開業してほしいものです。
なお、沿線上には、日本人観光客も多く訪れる「タラートロッファイシーナカリン」などもあり、駅も入り口付近に設置されています。これまでは、「行ってみたいけど、行きにくい場所」だったところですが、渋滞を気にせず行くことができるようになるでしょう。
今回は、以上です。
今日の生活: バンコクの市内電車・プレ運行の開始が延期 - MRT・イエローライン -
場所: Bangkok, Thailand
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