今回はラオス有数の観光地「バンビエン」への交通手段についてです。
コロナ以前なら、首都のビエンチャンからバスで山道を4時間ほどかけて移動するしかありませんでした。しかし、現在は
・ラオス中国鉄道
・バス(高速道路を利用)
という手段があり、どちらも所要時間は約1時間ほどです。
鉄道が開通して以来、多くの利用者が鉄道に流れました。私も2022年にバンビエンに行った際は鉄道を利用しました。その際の記事は下記からもお読みいただけます。
今回は、その鉄道ではなく、高速道路を利用したバスルートについてです。
今回ご紹介するのは
バンビエンへの交通情報
‐ ビエンチャン⇒バンビエン(高速道路利用) -
(ラオス、ビエンチャン)
です。
バンビエンへ向かうバスは、ビエンチャンの北バスターミナルから発車します。まずは市内から北バスターミナルへ移動する必要があります。
現在、市内から北バスターミナルへは路線バスが1日5往復しています。以前は1時間に3本程度走っていましたが、かなり減便されています。ただ、日常的に使うわけではないので、時刻に合わせて乗ることで問題ないかと思います。
北バスターミナルへは、市内のクアディンバスターミナルから約30分で到着します。
クアディンバスターミナルの様子は下記からもお読みいただけます。
北バスターミナルは、その名の通りラオス北部の各都市を結ぶバスターミナルです。しかし、主要な北部の街はラオス中国鉄道が開通して、バス利用者は激減しました。
バスの本数も減り、ガソリン高騰により、運賃も上がっています。鉄道とほぼ変わらない料金になっているため、さらに鉄道へと利用者が流れています。
そんななか、バンビエンだけは高速道路の恩恵により、まだ、鉄道と競合できています。
所要時間も価格もほぼ同じなので、鉄道のチケットが取れないときなど、選択してみても良いでしょう。
乗車する車両はバスではなく、ミニバンになります。
乗り心地は通常のバスや鉄道には及びません。
また、発車時刻は決まっておらず、乗客が定員まで達したら発車する仕組みです。そのため、発車まで1時間近く待つこともあります。ただ、定員ぎりぎりのタイミングの場合は、待ち時間こそ短いですが、良い席が空いていないことが多いです。乗り心地をかんがえると、できるだけ前寄りをおすすめします。
なお、最後列は最悪です。車の後輪よりも後ろになるため、揺れが激しくなります。
出発後、すぐに高速道路に入ります。
目的地のバンビエン市街の直前まで高速道路があるので、ほぼ、全区間、高速道路のような感じです。
また、到着場所も旅行者が集まるバンビエン市街なので、徒歩でホテルまで行くことも可能です。
という感じで、バンビエンへバス(ミニバン)で行く場合の様子でした。
メリット、デメリットをまとめてみます。
《メリット》
・到着地がバンビエン市街
・運賃が多少安い(110,000kip、2023年3月時点)
・予約なしでも乗車可能
《デメリット》
・乗り心地は鉄道と比べ悪い
・発車までの時間が読めない
・ビエンチャンの北バスターミナルまでのアクセスが不便
運賃も鉄道より安く、所要時間も同じぐらいなので、チケットが買えない場合は、検討してみるのも良いかもしれません。
今回は、以上です。
今日の交通:バンビエンへの交通情報 ‐ ビエンチャン⇒バンビエン(高速道路利用) -(ラオス、ビエンチャン)
場所: Vientiane Capital, Laos