タイやラオスは仏教国ですので、定期的に仏教行事が行われています。特にタイではその日が祝日になることも多く、今回の「ヴィサカブーチャー(Visakha Bucha Day, วันวิสาขบูชา)」の6月3日(土)も祝日でした。なお、タイでは土曜が祝日の場合、月曜が振替休日になります。
今回、ご紹介するのは
タイの仏教行事
- ヴィサカブーチャー(Visakha Bucha Day, วันวิสาขบูชา) -
(バンコク・タイ)
です。
まず、「ヴィサカブーチャー(Visakha Bucha Day, วันวิสาขบูชา)」ですが、日本語では「仏誕節」と訳され、お釈迦様が誕生し、悟りを開き、入滅した日とされています。日本だと4月8日ごろが多く、お寺などでは仏像に甘酒をかけるなどが行われています。
タイやラオスでは、陰暦に合わせて行われるため、毎年日が異なります。5月上旬のこともあれば、今年のように6月になることもあります。
具体的に何をするかというと、最も簡単なのはお寺にお参りすることです。
朝からお寺では読経が行われていますが、この「ヴィサカブーチャー(Visakha Bucha Day, วันวิสาขบูชา)」では、夕方の6時ぐらい以降にお寺に行きましょう。
境内では、蓮の花や線香・蝋燭などが準備されています。
お寺ごとでお布施の額はだいたい決まっていますが、多くは20バーツだと思います。
お布施の箱に20バーツを入れて、蓮の花と蝋燭・線香をもらいましょう。
蝋燭と線香に火をつけたら、お堂の周りを3周します。これは「ウィアンティアン」と呼ばれ、タイやラオスのお寺ではよく見かける光景です。
ちなみに、今回、訪れたお寺はお堂の周りでしたが、ラオスのある場所では、お寺の境内を3周するため、1時間ぐらいかかるということもあります。
やり方は特に難しくありません。蓮の花と線香・蠟燭を持って、お堂の周りをまわるだけです。
3周したら、蝋燭と線香は、線香立てに立てておきましょう。
蓮の花はカゴか祭壇があるので、そこに置きます。
「ウィアンティアン」が終わったら、お堂の中の仏様にお祈りしましょう。作法はありますが、わからなければ特に気にする必要はありません。日本式に手を合わせるだけでもOKです。
あと、お堂の中にはお坊さんもいて、お水をかけてもらうこともできます。
お寺には曜日毎の仏像も安置されています。
自分の誕生曜日を確認して、その仏様にお祈りしましょう。
ちなみに、水曜日だけ午前と午後があります。分からなけらば、好きな方を選んでください。
お参りが終わったら、ご飯をいただきましょう。
境内に机やテントが並んでいる場所があるはずです。
いろいろとおかずが用意されています。
ご飯とこれらのおかずをいただけます。
飲み物あるので、お参り後はゆっくり楽しんでください。
全くタイ料理を食べたことがない人には抵抗があるかもしれませんが、ある程度、屋台料理も食べられるなら、おいしくいただけると思います。本格的なタイ料理を食べることができます。
なお、最近のタイの人は辛い物を好まないことも多いので、比較的、辛さは抑えられています。ただ、甘さは健在なので、甘いのが苦手な方はドリンクやデザート類は避けた方が良いかもしれません。
夕方6時ごろから9時ごろまでやっています。
料理は作り置きではなく、その場で調理もしているので、衛生的にも大丈夫かと思います。
ということで、タイの仏教行事、「ヴィサカブーチャー(Visakha Bucha Day, วันวิสาขบูชา)」の様子でした。
タイのお寺は誰でも歓迎してくれるので、信仰の場所であるという認識と最低限の常識だけ持っていれば、あとは、気軽に入っていきましょう。
今回は、以上です。
今日の生活: タイの仏教行事 - ヴィサカブーチャー(Visakha Bucha Day, วันวิสาขบูชา)
場所: Bangkok, Thailand
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