今回は、中国の成都天府国際空港のインターネット環境についてです。
ここ数日の記事で、タイから日本へ一時帰国した際の様子を記事にしました。
「四川航空」の中国の成都天府国際空港経由便でしたが、成都での乗り継ぎ時間が11時間で、時間つぶしが重要でした。時間つぶしに最も効果的なのがインターネットですので、その利用状況をお伝えします。
今回ご紹介するのは
中国・成都天府国際空港でのWiFi・インターネット利用
- 2024年5月・ターミナル1 -
(中国、成都)
です。
まず、これまでにアップした「四川航空」関連の記事はについてです。下記のリンクからお読みいただけます。
☆バンコク→成都:四川航空・3U 3936便
☆中国・成都天府国際空港乗り継ぎ
☆成都→大阪:四川航空・3U 3963便
中国の成都にある天府国際空港は、2021年6月27日に開港した新しい空港です。
フリーWiFiも飛んでいて、誰でも利用可能になっています。
上の写真のようなアカウント発行機があるので、ここでパスポート情報をスキャンすれば、アカウントとパスワードが発行されます。
SSIDを探して接続しましょう。
なお、インターネットで成都空港のWiFiについて調べると、
「中国の携帯電話番号が必要(OTPをSMSで受信するため)」
というのがありましたが、実際は、不要でしたので、特に準備しておくものはありません。
もちろん、中国の電話番号があれば、アカウント発行機を使うことなく、ユーザ登録することも可能なようです。
簡単にWiFiに接続できました。
が、ここで中国特有の問題があります。
「グレートファイアウォール」
という、ネット検閲システムが、中国全土に敷かれておりインターネットの閲覧や通信が制限されています。
LINEをはじめ、インスタグラムやX(Twitter)、FacebookなどのSNSサイト、中国以外の動画サイト(Youtubeなど)は、アクセスしてみても遮断されてしまいます。日本のサイトにも規制対象がありますし、Yahoo検索やGoogle検索、Gmail等も使えません。
感覚的には、
「インターネットにつながっているだけで、ほとんど何もできない」
という感じです。
なので、成都に着いたらLineやメールで連絡する、というようなことを日本の家族や友人と話をしていても、送信できず、相手を不安にさせるだけになってしまいます。
☆規制された条件下でのインターネット利用方法
基本的にアメリカのサービス(Googleやマイクロソフト等)は利用できないと考えましょう。一方で、当然のことながら中国のサービスは問題なく利用できます。
検索ではバイドゥ(百度)、メッセージサービスならウィーチャット(WeChat)などを事前に準備しておけば、利用可能です。
ただ、乗り継ぎの間だけのためだけに、その労力を割きたくない場合は別の方法も存在します。
それは、海外ローミングを利用することです。
詳しい仕組みは、その辺に詳しい方々に譲るとして、海外ローミングを利用すれば、特に規制はかからなくなります。
私は普段、タイのdtac、ラオスのLaotelecomとUnitel、日本のPovo利用していますが、それぞれに中国で利用できるローミングサービスがあります。
海外ローミングは高いというイメージですが、上記の中であれば、ラオスのUnitelに
・価格:35,000Kip(約300円弱)
・使用可能データ量:500MB
・使用期間:3日間
というのがあります。
また、タイのdtacでは運が良いと、無料のローミングデータがプレゼントされるケースもあります。
中国に到着した後、SMSで上のようなメッセージが受信できれば、300MBのデータ通信が可能になります。
もっとも、これは運次第のところはあります。が、私の場合、入国してその国の電波に入った最初の時点で送られてくることが多いですので、期待していても良いかもしれません。
なお、このサービスの欠点は、キャンセルしないと、オートリニューで勝手に継続され課金されることです。ただ、それさえ忘れなければ、無料で利用できるので、タイのdtacユーザであれば利用価値は高いと思います。
ということで、「中国・成都天府国際空港でのWiFi・インターネット利用」でした。
中国国内でも、普段と同じ環境でインターネット利用したいという場合は、割高かもしれませんが、ローミングの利用も良いと思います。
今回は、以上です。
今日の空港:中国・成都天府国際空港でのWiFi・インターネット利用 - 2024年5月・ターミナル1 - (中国、成都)
場所: ChiengDu, China