今回は、ベトナムのフエからラオスのサワンナケートへ向かった際に利用したベトナム・ラオス間の高速バスの乗車記になります。
乗車したバスの情報は下記になります。
・時期 2024年3月
・乗車区間 ベトナム・フエからラオス。サワンナケート
・バス会社 不明(ラオスのバス会社)
・バスタイプ 観光バス
・料金 400,000ドン
・発車予定時刻 08:00
・到着予定時刻 16:00 ※所要8時間の予定
ベトナムから国境を越えてラオスへバスで旅行するも多いと思いますので、ご利用の参考になればと思います。
今回ご紹介するのは
ベトナム・ラオス間の国際バス乗車記
‐ フエ⇒サワンナケート -
(フエ、ベトナム・ラオス、サワンナケート)
です。
出発するバスターミナルの場所は、下記になります。
場所はフエ市街の南東側にあります。
フエにはいくつかバスターミナルがあり、このバスターミナルには近隣のダナンからのバスも発着しています。
なお、このバスターミナルへのアクセスですが、市内バス路線もあるものの、イマイチ情報が少なく、利用しがたい感じがします。バスターミナルへは、配車アプリなど、何か別の手段があった方がよいかもしれません。
フエのバスターミナルへの市内からの行き方やチケット購入などについては、先日、記事にしていますので、詳細は下記からもお読みいただけます。
バスチケットは、有人のカウンターで購入します。
券売機のようなものはなく、スタッフによる手書きのチケットが発行されます。
クレジットカードが利用できるかどうかは不明です。「VISA」とかの看板もないので無理な気もしますね。
チケットはこのような感じです。
値段は400,000ドンで、国際バスで8時間走ると考えると、それほど高くないのかもしれません。
このチケットは乗車の2日前に購入しました。一部の繁忙期を除いては、当日でも問題ないと思います。
バスは朝の8時出発です。
早めにバスターミナルに到着しておき、乗車するバスを確認しましょう。
今回の「サワンナケート行きの国際バス」は、ベトナム側の国境の町「ラオバオ」、ラオス側の国境の町「デーンサワン」を通ります。1台のバスでラオスまで行けるので、利便性は非常に高いです。
利用されているバスは、かなり年季が入った観光バスタイプです。
左右に2席づつ並んでいます。満席だとかなりしんどいですが、乗客は10人程度しかおらず、一人で2席使えるため、比較的、快適な移動になりました。
が、実際のところ、このバスは貨客兼用バスだったようで、途中で大量の荷物が積み込まれました。
結局、座席後部は荷物で埋め尽くされ、乗客は少ないのに、かなり窮屈な印象のバスになってしまいました。
ベトナム国内をバスが進むにつれて、荷物が増えていき、最終的には車内やバスのトランク部分だけでは収まらず、屋根の上にも積み始めました。
バス運賃がそれほど高いと思わなかったのは、この荷物輸送の運賃でカバーできているからなのかもしれません。
さて、実際の行程です。
バスは、バスターミナルを定刻に発車しました。
出発してしばらくは、フエ市街を走ります。市街地は朝ということもあり、少し渋滞しています。
市街地を抜けると、北にある「ドンハー」という街の方向へ向かいます。
ただ、「ドンハー」に停車するわけではないので、ここから乗車することはできません。地元の人なら運転手に連絡して乗せてもらえるのかもしれませんが。
「ドンハー」で西側に向かい、ここからはラオス国境の街「ラオバオ」への山道を登っていきます。山道ですが、道路の整備状況は悪くないため、快適です。
バスは途中、1時間に1回程度のペースで休憩があります。トイレがついていないため、トイレ休憩の意味合いが強いです。休憩は頻繁にありますが、水分は控えめにした方が良いかもしれません。
フエを8時に出発し、ラオバオ到着は12時前でした。
ラオバオのベトナム側イミグレーションで出国審査を受けます。
撮影禁止なので写真がありませんが、なかなか綺麗な建物です(上の写真は国境通過後のものです)。
ここの国境の利用者の多くはラオス人のようです。
ベトナムの出国審査では、ほとんどのラオス人は、50,000ドンほど渡しています。本来、必要ではないお金だと思います。
前に並んでいたラオス人に
「いくら払えばいいか?」
と聞いたところ、
「あなたはラオス人でもベトナム人でもないので、払う必要はない。本来、払うべきお金じゃない。」
と言われました。しっかりしたラオス人です。
でも、実際のところは、イミグレ職員に
「マネー」
と言われて、払わなかったら話がややこしくなる感じてした。
この後、またバスに乗らなければならないので、時間を費やすのも嫌です。
穏便に済ませるのも手ですね。
結局のところ、ラオス側のイミグレーションでも、同じようなことがありました。
あまり、気持ちの良い国境ではないですね。
いろいろありながら、無事、ラオス入国です。
12時にベトナム側国境に到着して、ラオス側国境を通過したのが13時なので、約1時間でした。
国境付近には食堂もあるので、腹ごしらえするのも良いでしょう。
作り置きのおかずを乗せる料理が中心なので、お腹に自信がない場合はやめておいて、火が通っている麺類にするのもよいかもしれません。
私は無事にラオス入国ができたことに安堵して、つい、右の写真のメニューを頼んでしまいました。幸い、お腹は全く問題ありませんでした。
13時半ごろ、サワンナケートに向けてバスが出発しました。
なお、ダナンから出ていたサワンナケート行きバスと同じタイミングになりました。ダナンからのバスの方が、少し良さそうなバスを使っています。
「デーンサワン」からサワンナケートへは、山道を下っていきます。道路もラオスの道路とは思えないくらい整備されていて、スムーズに進みます。
なお、「ラオスの道路とは思えないくらい」というのは、ビエンチャンからタケークへ行った際に走った道路が最悪だったためで、その時はかなりつらいバス旅でした。
その際の様子は下記からもお読みいただけます。
ラオス側に入ってからも、1時間に一度ぐらいの割合で休憩があります。
ただ、ラオス側の休憩はベトナム側と違い、ただの原っぱだったりします。その場合、トイレがあるのかというと、もちろん、ありません。
茂みの奥に消えていくラオス人(女性も)は慣れたものですが、そうはいかない外国人は困ってしまいます。もちろん、中にはトイレがある休憩場所もあるので、そのチャンスは逃さないようにしましょう。
サワンナケートの手前、50kmあたりで、最後の休憩です。
ここは市場はありますが、トイレらしきものはありませんでした。いろいろ物珍しい商品が並んでいます。
夕方16時半にサワンナケートに到着しました。
約30分遅れですね。
が、それは特に気にするレベルではないのですが、到着場所はバスターミナルではなく、バスを所有する会社のオフィスのようなところに停まりました。
ミニバンでバスターミナルまで送ってくれるようなので、ほとんどの乗客は乗り換えすることになりました。
私もこのミニバンに乗りましたが、バスターミナルに向かう途中で、予約していたゲストハウスの近くを通ったため、そこで降ろしてもらいました。偶然ですがラッキーでした。
ということで、「ベトナム・ラオス間の国際バス乗車記 ‐ フエ⇒サワンナケート」でした。
到着は約30分ほど遅れましたが、明るいうちに到着できましたので、合格点だと思っています。皆さんのご利用の参考になれば幸いです。
今回は、以上です。
今日のバス:ベトナム・ラオス間の国際バス乗車記 ‐ フエ⇒サワンナケート -(フエ、ベトナム・ラオス、サワンナケート)
場所: Hue,Vietnam,Sawanakhet,Laos