
東南アジア諸国を街歩きする際、地域の足となっている路線バスを活用できると、行動範囲が大きく広がり、コストも軽減できます。そして、なにより、その街の雰囲気にどっぷりと浸れる気分になります。
路線バスが充実している街となると、やはりその需要がある大都市になってきます。
今回は、バンコクにある路線バスの車庫をめぐってみたいと思います。
今回、ご紹介するのは
バンコク都バスの車庫巡り①
- バーンケーン車庫編(Bang Khen Terminal/อู่บางเขน) -
(バンコク・タイ)
です。
バンコク都内には、いくつかの路線バスの車庫があります。
今回の「バーンケーン車庫」の場所は下記になります。
場所は、バンコク中心部から見て北側、主にLCCが離発着しているドンムアン空港の南側にあります。
以前は路線バスしか交通機関がないエリアでしたが、最近ではBTSスクンビット線の延伸で「11th Infantry Regiment(กรมทหารราบที่ 11)駅」、モノレールのピンクラインの「Wat Phra Sri Mahathat(วัดพระศรีมหาธาตุ)駅」などが開業し、都心からのアクセス方法も増えました。


今回の「バーンケーン車庫」は、パホンヨーティン通り沿いにあります。
道路上にはBTSスクンビット線の高架があり、近くには「11th Infantry Regiment(กรมทหารราบที่ 11)駅」もあります。


パホンヨーティン通り沿いから見える位置に「バーンケーン車庫」はあります。
車庫という名称ですが、車庫兼バスターミナルとなっています。なので、ここから乗車するということも可能になっています。


バスターミナル内は、地方都市のさらに郊外にあるバスターミナルといった感じで、それほど大きいわけではありません。
ここから乗車するメリットとしては、スタッフがいるので、目的のバスの確認や、発車時刻などを知ることができる点でしょう。バンコクを走る路線バスは、渋滞などの影響で時刻表通りの運行はかなり難しいですが、一応、時刻表は存在するようで、聞けば教えてくれます(公開はされていないようです)。


小さなバスターミナルですが、頻繁にバスが発着しています。
エアコン付きのバス、エアコンなしのバス、電気バスなど、その種類は様々です。最近では電気バスの割合が増加しています。今後も、電気バスへの置き換えが進むようなニュースもありましたので、左の写真のようなオレンジのエアコンバスは減っていくかもしれません。

バスターミナル内には売店もあります。
メインのお客さんは、バスの関係者のような感じです。


バスターミナルの奥には、バスがたくさん停まっています。
車庫なので、当然かもしれません。
興味がある人は近くまで行って、じっくりと見ることも可能です。
運転手さんなどに、怪訝な顔をされるかもしれませんが、バスへの想いを語れば、きっと喜んでくれることでしょう。


さて、この「バーンケーン車庫」を発着する主な路線のご紹介です。
・95番(1-10):エアポートリンクレイルのフアマーク駅行き
以前はバーンガピまででしたが、少しだけ南に延伸されました。
バーンガピからラームカムヘン大学への分岐路線(1-29)もあります。
・107番(1-12E):クロントゥーイ行き
後半は高速に入るので、都心部分のバス停は少ないです。
・129番(1-14E):サムローン行き
路線の半分ぐらい、高速道路を走ります。
バーンナー方面へ行く際に便利。
・206番(3-30):シーナカリン通りからメガバンナー行き
渋滞の激しい区間を通るので、日中は時間がかかります。
・543番(1-25):ドンムアン空港の裏手から、パトゥンターニー方面行き
終点付近はかなりのどかなエリアになります。
※上記以外にも、あと数路線あります。また、バスターミナル(バーンケーン車庫)に入らず、パホンヨーティン通りを直進する路線もあります。

ということで、「バンコク都バスの車庫巡り① - バーンケーン車庫編(Bang Khen Terminal/อู่บางเขน)」でした。
バス好きの皆様の参考になれば幸いです。
今回は、以上です。
今日の生活: バンコク都バスの車庫巡り① - バーンケーン車庫編(Bang Khen Terminal/อู่บางเขน) - (バンコク・タイ)
場所:Bang Khen, Bangkok, Thailand
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