
今回は、ラオスの首都・ビエンチャン市民の足である路線バスについてです。
ラオスでは数年前に高速鉄道が開業しましたが、一般市民の足となる市内鉄道のようなものはなく、市内の公共交通機関はバスかピックアップトラック(タイで言うソンテウ)、タクシーなどになります。最近では「BRT(バス・ラピッド・トランジット)」の建設も始まっていますので、徐々に充実してきていますね。
そんな中、新たなビエンチャン市内のバスロケーションシステムとして、タイのバンコクをはじめ、タイ国内で幅広く利用されているアプリ「ViaBus」が運用を開始しました。
今回ご紹介するのは
タイのバスロケアプリ(ViaBus)がラオスで仮運用開始
- ビエンチャン都発着のバスロケ情報 -
(ビエンチャン・ラオス)
です。

ビエンチャンの市内を走る路線バスには、「Lao-BusNavi」というバスの位置を確認できる「バスロケーション」アプリが存在していました(今もあります)。
「Lao-BusNavi」は、もう10年近く前からあった気がします。サイトにはJICAのロゴや日本の国旗などがあり、日本も関係しているのでしょう。
このサイト(アプリ)では、バスの位置を見ることができ、バス停で当てもなく待つという無駄な時間を減らすことができました。ただ、GPSが稼働しているバスは限定的で、利用者もそれほどいないような気がします。


先月、バスを運営する「Vientiane City 2 Bus Service」のFacebookページで、タイの「ViaBus」とMOUを締結したという情報が上がってきました。
※上記画像は「Vientiane City 2 Bus Service」のFacebookページより引用
そこから約1ヶ月、すでに、「ViaBus」アプリ内にビエンチャンの路線バス情報が追加されています。
バンコクに在住の方は、「ViaBus」のアプリを利用している人も多いと思いますが、そのまま、地図をスクロールさせれば、バスやバス停情報、路線情報が表示されます。


ビエンチャンの中心地、タラートサオ付近の地図を表示させると、バス停のアイコンが表示されます。「クアディンバスターミナル(左の写真)」をクリックすれば、バス情報も出てきました。
ただ、今のところ、GPSが搭載されているバスは限定的のようで、すべての位置情報が分かるわけではありません。



現在(2025年5月上旬)時点で、表示される路線は、まだ、それほど多くありません。
・空港方面の44系統
などがあります。下線がついているバス路線に関しては、詳細な運行の様子の記事がありますので、合わせてお読みください。


また、タイのノンカーイとウドンターニーを結ぶ国際バスに関して、位置情報が提供されています。
これらの路線に関しては、途中のバス停が存在しないので、利便性はわかりません。まぁ、たまに友好橋のところから乗車してくるタイやラオスの人たちもいますので、そういった方々には便利なのかもしれませんが。
ということで、バンコクでは日々利用していた「ViaBus」アプリが、ラオスのビエンチェンでも使えるようになったというお話でした。情報量はまだ限られているので、今後の拡大に期待ですね。
ちなみに、ビエンチャンでは路線バスの他に路線ソンテウも走っています。この路線ソンテウに関しては全く情報が無いので、「ViaBus」アプリが路線図だけでも乗せてくれればと期待しています。
今回は、以上です。
今日の生活:タイのバスロケアプリ(ViaBus)がラオスで仮運用開始 - ビエンチャン都発着のバスロケ情報 - (ビエンチャン・ラオス)
場所: Vientaine Capital,Laos
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