先日まで「フィリピン航空で一時帰国」というタイトルで、先月、タイから日本に帰国した際の様子を記事にしました。
フィリピン航空でバンコクからマニラ経由、関西空港行きの旅程でしたが、バンコクからマニラへのフライトが2時間遅れになったことを除けば、順調な旅行でした。もっとも、フィリピン航空の場合、多少の遅延は覚悟しておく必要がある航空会社ですので、許容範囲かもしれません。
さて、今回は、日本入国の際の手続きに関するオンラインサービス「Visit Japan Web」についてです。デジタル後進国と言われ、コロナ渦中にリリースされた「新型コロナウイルス接触確認アプリ・COCOA」をはじめ、登場しては使われず、あるいは不具合でそのままフェードアウトしていくシステムが続く中、現在、稼働中の「Visit Japan Web」を使ってみました。
※2023年7月時点の内容になります。
今回は、
日本の入国手続きオンラインサービス
‐ Visit Japan Web -
(大阪、日本)
です。
「Visit Japan Web」は、海外から帰国する日本人、海外からの入国する外国人が、事前に入国審査・税関申告の手続きを行えるサービスですが、2023年4月29日以前はワクチン接種証明書又は出国前検査証明書の登録機能もありました。これが不要となったため、日本人向けでは、現在、主に税関申告として利用されています。
登録の際は、搭乗してきた飛行機(便名等)、パスポート番号、メールアドレス等が必要になります。
下記サイトは、デジタル庁のサイトにある「Visit Japan Web」です。
https://vjw-lp.digital.go.jp/ja/
上の画像のようなサイトが出てきますので、ここでアカウント登録して必要項目を入力しておきます。完了するとQRコードが表示されますので、それをスクリーンショット等で保存しておきます。
この機能を使うかどうかですが、基本的にどちらでもよい、と言うのが実際使った感想です。
申告する物がある場合は状況が変わるのかもしれませんが、ない場合は、通常通り、紙を書いて、税関職員がいるレーンに行く方が早い気がします。
オンラインサービスを使った方が時間がかかる原因ですが、すべての手順を旅行者自身が操作するため、どうしても時間がかかってしまいます。初めて操作する人が大半であるため仕方ないことでしょう。
ちなみに入力方法ですが、上記の項目を選択すると、あとは、紙の申告書と同じような項目について、YES/NOで選ぶだけです。
システムはシンプルで、直感的な操作が可能になっています。
でも、現場での運用に問題があり、旅行者の流れが滞ってしまい、結果、従来通りの紙の方が早いという現象が起きています。
前回の記事で、フィリピンの入国カードが「e Travel」というオンラインサービスに切り替わった記事をアップしました。この仕組みは、これまで紙であった入国カードをウェブ上で事前に入力させるもので、一見、「Visit Japan Web」と大きな違いはありません。違いは、そのデータの取り扱いを旅行者自身にさせる「Visit Japan Web」と、入管職員が扱う「e Travel」です。
フィリピン入国時はかなりスムーズに感じたので、仕組みは似たようなものでも、その成果には大きな差が出ている、というのが実感です。
この「Visit Japan Web」ですが、入力だけして、実際は紙で申告することも問題ないようです。なので、一応、入力しておき、空いている方(早そうな方)を利用するというのが良いのではないでしょうか。
今回は、以上です。
今日の飛行機:日本の入国手続きオンラインサービス ‐ Visit Japan Web -(大阪、日本)
場所: Osaka, Japan