ラオスには現在三つの世界遺産があります。
その内のひとつが、シェンクアン県にある「ジャール平原巨大石壺群（Megalithic Jar Sites in Xiengkhuang－Plain of Jars）」です。その名の通り、巨大な石壺が並ぶ奇抜な光景です。それを目当てに観光客が訪れますが、これ以外の観光資源に乏しいのが難点です。
今回は、世界遺産だけで終わらないシェンクアン県の観光スポットを紹介します。いくつか順番に紹介していきたいと思いますが、今回ご紹介するのは
シェンクアン県観光スポット④ラオスで温泉
- バウノイ温泉（Baw Noi Hot Springs） -
（シェンクアン県ムアンカム）
です。
場所は下記になります。
シェンクアン県の中心地ポーンサワンから北東に、車で45分ほど行ったところになります。「ムアンカム」という比較的大きな街を通過し、さらに車で10分ほど行った先にあります。
「バウノイ温泉」は川岸に源泉があり、湧き出した温泉はそのまま川に流れ込んでいます。
温泉にはゲストハウスなどの施設もあるので、ここで湯治のように滞在することも可能です。今回は、日帰り（？）入浴のような感じで入ってみました。
入場料は一人10,000Kipです。
なお、交通機関ですが、上の写真のような受付近くまで来る公共交通機関は無いと思われます（確認したわけではないので断言できませんが、多分ありません）。車をチャーターするか旅行会社でアレンジしてもらうのがよいでしょう。今回の記事では、車をチャーターしています。
ポーンサワンを出発すると、すぐに山越えのような道路を走っていきます。周囲には田んぼが広がっていますが、山間部の峠を越える感じになります。
受付で入場料を支払うと、上の写真のような小道を300ｍほど歩いていきます。
自然を満喫しながら進みましょう。
小道を進んでいくと、上の写真のような休憩所？が現れます。こういった休憩所が何カ所かあります。全く手が入っていない、というわけではなく、こういった施設がありますので、安心して来れますね。
温泉の様子です。左側の写真は休憩施設からみた様子です。右側は下に降りて撮影したものになります。
露天風呂があるだけの野性味あふれる温泉です。なお、日本のように全裸で入る習慣はありませんので、水着を持参しましょう。ただ、更衣室的なものはありませんので、あらかじめ準備しておく方が無難です。
実際に入ってみました。
温度はかなり高温です。川の水を引き込んで温度調節をしていますので、源泉に近い方ではなく、川の水が流れ込む方に入らないと火傷してしまいそうです。
お湯は無色透明で若干、硫黄のにおいがします。
シェンクアン県は標高が高く、乾季の12月～2月頃まではかなり気温が下がります。温泉に入るのには適していると思います。一方で私が訪れた4月は、日中かなり暑いため、温泉には不向きかもしれません。寒い時期に行くことをお勧めします。
傍を流れる川の方では、地元の子どもたちが泳いでいました。暑い時期なのでお湯につかるより、泳ぐ方が快適なのでしょう。川岸に生えている木から飛び込んだりで、とても楽しそうです。
源泉はこのような感じで仕切られています。源泉からはかなり高温のお湯が出ているようで、卵を入れておけば、温泉卵も作れるようです。
今回は温泉や川で泳ぐ村の子ども達の様子を動画にもしてみました。2分ほどのショートムービーですので、ぜひご覧ください。
今回は、以上です。
今日の観光地：シェンクアン県観光スポット④ラオスで温泉 - バウノイ温泉（Baw Noi Hot Springs） - （シェンクアン県ムアンカム）
場所：Muang Kham, Xiengkhounag Province
