ラオスには現在三つの世界遺産があります。
その内のひとつが、シェンクアン県にある「ジャール平原巨大石壺群(Megalithic Jar Sites in Xiengkhuang-Plain of Jars)」です。その名の通り、巨大な石壺が並ぶ奇抜な光景です。それを目当てに観光客が訪れますが、これ以外の観光資源に乏しいのが難点です。
今回は、世界遺産だけで終わらないシェンクアン県の観光スポットを紹介します。いくつか順番に紹介していきたいと思いますが、今回ご紹介するのは
シェンクアン県観光スポット②爆風にさらされた仏像
- ワット・ピアワット -
(シェンクアン県ムアンクーン)
です。
場所は下記になります。
シェンクアン県の中心地ポーンサワンから東に、車で30分ほど行ったところになります。シェンクアン県では比較的大きな街の部類で、銀行や携帯ショップなども立ち並んでいます。
「ワットピアワット」がある「ムアンクーン」は比較的大きな街でもあるので、「ポーンサワン」との間にはソンテウあるいはドイサーンと呼ばれる公共交通機関が存在します。ただ、運行本数や所要時間など、利用しづらい部分も多いので、車をチャーターするか旅行会社のツアーに参加するのがよいでしょう。今回の記事では、車をチャーターしています。
ポーンサワンを出発すると、すぐに田舎の農村といった雰囲気の道路を走っていきます。周囲には田んぼが広がっていますが、山間といった感じではなく、比較的平坦な道で集落もそこそこあります。
目的地の「ワットピアワット」は「ムアンクーン」の中心地にあります。周辺には銀行や市場もあり、人通りも多いところです。
門から入ると、すぐに入場料金の受付と案内板があります。
入場料金は一人10,000Kip(約110円)で、これは外国人料金のようです。ラオス人は無料か5,000Kipのようです。
案内板は、日本語の記載はありませんが、英語での表記があります。ベトナム戦争時の爆撃で、仏像の顔の一部がはがれてしまったり、腕には銃弾の跡があったり、という説明があります。
「ワットピアワット」のメインとなる仏像です。
元々は天蓋があったようですが、爆風で吹き飛ばされたようです。かなり痛々しい状態ですが、戦争の状況を伝えるため、そのままで保存されています。
仏像が安置されているお堂の周辺です。
お寺の敷地はかなり広大です。仏像が安置されているところ以外は原っぱのような感じで、特に何かあるというわけではありません。
入場料とは別にお布施もして、お参りしてきました。
観光としてみるべきところは、この仏像のみですので、所要時間は30分ほどといったところでしょうか。「ムアンクーン」には、もうひとつ観光名所がありますので、これとセットでまわるのが良いでしょう。
今回は、以上です。
今日の観光地:シェンクアン県観光スポット②爆風にさらされた仏像 - ワット・ピアワット -
(シェンクアン県ムアンクーン)
場所:Muang Khoun, Xiengkhounag Province