ラオスには、日本では見かけない食べ物がたくさんあります。レストランでの食レポ的な記事もアップしていますが、このメニューにはあまり触れてこなかったかもしれません。
今回ご紹介するのは、
ラオス人のソールフード
- タムマークフン(パパイアサラダ) -
(ビエンチャン・ラオス)
です。
タイでは、「ソムタム」と呼ばれており、その名称の方が有名なのかもしれません。
日本語では「パパイアサラダ」でしょうか。
ラオスをはじめ、東南アジアで外食中心の生活していると、どうしても野菜不足の食生活になってしまいます。短期の旅行であれば、気にしなくてもよいのかもしれませんが、そこで暮らすとなると、食生活にも気を配る必要がでてきます。
野菜を摂ろうとして、「サラダ」がつくメニューを探すと、だいたいトップに出てくるのが、この「タムマークフン」です。
「タムマークフン」を注文すると、だいたいこのような感じです。きゅうりのような細いものが、まだ熟れていないパパイアです。その他にもトマト等が入っていますので、野菜の摂取としては充分でしょう。
ただ、最も存在感を誇っているのは唐辛子です。外国人向けレストラン以外では、辛党の人でも「唐辛子は1本か2本」にしてもらわないと、食べるのに苦労します。
辛さが適当なレベルに抑えられていれば、様々な調味料がブレンドされたスープの味が絶妙ですので、美味しくいただけるでしょう。
ラオスではどこでも食べられる「タムマークフン」ですが、様々なアレンジバージョンが存在します。
上の写真は、同じような「パパイアサラダ」ですが、「パパイア」は入っていません。
左側はパパイアの代わりに様々野菜(キャベツやネギ等)が入っています。日本人的にはこちらの方がヘルシーに感じるかもしれませんね。
右側の写真は「タムカオピヤック」で、ラオスの麺料理でよく登場する米麺の「カオピヤック」が入っています。これは麺が入るので、これだけで食事として成立します。
この他にも麺をインスタントラーメンに代えた「タムワイワイ」やシーフードを加えた「タムタレ-」なども存在し、お店によっては10種類以上、備えていることもあります。
共通するのは激辛ですので、外国人向けレストランでない場合は、辛さを調節してもらいましょう。
上記の3種類は、いずれもデリバリーで注文したものになります。
デリバリーの場合は、ピーナッツと付け合せのキャベツは別の袋に入れられてきます。ピーナッツはあらかじめ混ぜておいてくれても良いのですが、ラオス人にとっては、これは後入れでカリカリになっているべき!、というこだわりなのでしょうか。今のところ、必ず別袋で届けられます。
ということで、ラオス人のソールフード「タムマークフン」のご紹介でした。
日本語では「パパイアサラダ」と呼ばれますが、パパイアが入っているのは基本バージョンの「タムマークフン」のみで、アレンジ版はほぼ、パパイアが入っていませんので気をつけましょう。
今回は、以上です。
今日の食文化: ラオス人のソールフード - タムマークフン(パパイアサラダ)(ビエンチャン・ラオス)