2021年4月下旬に、それまで無風だったラオスでCovid-19の感染拡大が始まりました。それから約1年、世界の国々同様、増えたり減ったりを繰り返しながら、今に至っています。最近は、「開国」に進む国々が増えてきていますが、ラオスは、世界の国々と比較するとまだ「鎖国」の状態に近いかと思います。
2022年4月時点で、特定の条件下での観光客受入なども行われていますが、自由の往来とはかけ離れた状態です。
今回は、そんなビエンチャン市内の様子とラオスの開国に向けての動きです。
ロックダウン中のビエンチャンの様子
- 開国に向けての動きや市内の様子 -
(ビエンチャン・ラオス)
です。
2021年12月時点の様子ですが、前回の「ロックダウン中のビエンチャンの様子 - 開国に向けての動き -」は下記からもお読みいただけます。
街中の様子ですが、ラオスの人々はほぼ普通に生活をしています。市場などは、人出も多く、活気もあるように感じます。最近は、外国人向けのホテルやレストランなども営業を再開しているところも多くなっている印象です。レストランなどで、以前と異なるのは、席を埋めているのが外国人旅行者ではなく、ラオスの人々というところです。
ビエンチャンの一大観光地で、ラオスの人々も多く訪れる「タート・ルアン」も中に入れるのは限られたタイミングのみですが、参拝に訪れるラオスの人々は一定数います。
「タート・ルアン」の横では、なにかのイベント的なものも実施されており、スピーカーから大きな音で音楽が流されていました。
一般的な市場も通常営業しています。感染者が出た場合は、数日、閉鎖されたりもしますが、最近は、肉や野菜だけでなく、季節のフルーツも出回り始め、市場内に彩りを添えています。
一方で、外国人観光客頼みだった場所では、観光需要の回復をじっと待っている状態のところもあります。先ほどの「タート・ルアン」裏のレストラン街などは、営業していないお店がほとんどです。界隈でイベントのある日だけ営業しているところもあるので、いずれは復活するのでしょう。
今年の1月から実施されてきた、条件付き外国人観光客の受け入れは、住んでいる者の実感としては、ほぼ誰も来ていない感覚です。実際は3ヶ月ほどで数千人単位で入国しているようですが、街中を歩いている旅行者、という感じの人を見かけないので、そのように感じてしまいます。
2022年1月1日から受け入れ再開した観光目的での入国は4月以降も継続され、隔離期間などの条件も緩和する要望が出ており、ハードルは下がっていくものと思います。
東南アジア各国は、ここ数ヶ月で、一気に開国に舵を切りました。また、詳細はわかりませんが、日本も入国制限を解除するというニュースも流れました。この流れで行くと、ラオスも後数ヶ月後には、街の雰囲気が変わっていくのかもしれません。
今回は、以上です。
今日の生活:ロックダウン中のビエンチャンの様子(ビエンチャン・ラオス)
場所:Vientiane Capital