今回は久しぶりにラオスの話題です。ラオス‐中国高速鉄道についてです。
2021年12月3日の開業からはや2年が経過しましたが、依然、「ラオスと言えば」というぐらいこの話題や注目度は高いです。チケットについては、多少、取りやすくなった感はありますが、まだまだ一苦労という状況が続いています。
駅のチケットカウンターで購入する以外に、オンライン予約ができる仕組みがあり以前にも記事にしていましたが、その後、アップデートもされているようなので、改めて記事にしたいと思います。
【2023-2024年度版】
ラオス中国鉄道(老中鉄道)のオンラインチケット購入アプリ
(ビエンチャン・ラオス)
チケット予約の仕組みはスマホアプリとして提供されています。
下記のアイコンのようなアプリがありますので、ダウンロードしましょう。
下記はアンドロイド版のリンクです(GooglePlay)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cars.laosticket
下記はIphone版のリンクです(AppStore)
https://apps.apple.com/th/app/lcr-ticket/id6444795307
※以下はアンドロイド版についてです。
最初に課題を書いておきますと、以下になります。
<<アプリのログインにラオスの携帯電話番号が必要>>
選択画面が出てきますが、選べるのはラオスの「856」だけです。
なので、実際にアプリ上でチケット購入するためには、まずは携帯電話番号をゲットする必要があります。
これを見て、このアプリでは無理だと思った方もいるかもしれません。
確かに、まずは電話番号が必要なので、日本を出発前に予約しておくというのは難しいかもしれません。ただ、ラオス中国鉄道のチケットは、
「最長3日後までしか予約できない」
という形になっています。
なので、旅行期間にもよりますが、必然的にラオスに到着してから予約するという形になるケースも発生します。
ラオスに着いてからSIMカードを購入して、アプリを使ってみるのも検討の余地があるかと思います。
次に、「以前はNGだったが改善された点」についてです。
<<支払方法にVISAが追加された>>
支払い画面の手段の中に「VISA」が加わりました。
以前はラオスのBCEL銀行の口座が必要となる「BCEL ONE」か、UnionPayのカードを作る、ラオス人に建て替えてもらうといった非現実的な方法しかありませんでしたが、これで現実的な支払い手段ができました。
「VISA」を選択すると上記画面が展開されるので、こちらから支払いが可能になります。
その後、チケットが発行されますが、届く先はこのアプリ内になり、メール等では届きません。
アプリ内の「My Tickets」を開くと、購入したチケットを選択できるようになっています。その中にある「QR Code」ボタンを押すと、E-ticketが表示されます。
このQRコードを見せれば駅員さんが読み取ってくれるので、紙に印刷するなどは不要です。ただ、アプリで表示させるため、スマホのバッテリー残量の確認はもちろん、通信も必要になります。気になる場合は、スクリーンショットを撮っておきましょう。
また、紙のチケットが欲しい場合は、駅のチケットカウンターに行けば発行してくれます。ただ、その場合、
・スマホ上のQRコードは使えなくなる
・予約変更ができなくなる
ので、注意しましょう。
もう一点のバージョンは
<<昆明までの国際列車もアプリで予約できるようになった>>
以前はラオス国内だけだったのですが、中国の昆明南駅までのチケットも同じ仕組みで購入できるようになっています。操作方法は同じです。
なお、国際列車の場合は最長14日後までのチケットが購入できるようになっています。
ちなみに、国内の場合は、性別や生年月日が未登録でも購入できましたが、国際列車の場合は不可のようです。しっかり入力しておきましょう。
ビエンチャンから昆明南駅まで1,626,000Kip、1万円ちょっとなので、時間はかかりますが、お得感はありますね。
今回は、以前からの変更点を先にご紹介しましたが、チケットの検索などの機能はいたってシンプルです。直感的に操作可能でしょう。
出発駅と到着駅を指定し、日程を入力し検索、、、という感じです。
日程は前述のとおり、ラオス国内の場合、3日後までしか選べません。
これは駅のチケットカウンター等でも同様ですので、全行程の予定を立てて旅行する、という方にはラオス中国鉄道は不便かもしれません。
乗りたい電車を押すと、クラスが選択できます。
連結されてない場合は表示されず、満席の場合はボタンが押せなくなっています。残席もおおよそで表示されていますので、残席確認だけでも使えそうです。
※電車の検索までならラオスの携帯電話番号がなくても行えます。
支払い方法も便利になったので、こんな感じでチケットを購入して乗車してみました。
詳しい乗車記録や旅行記は、また後日アップしますので、そちらもぜひお読みください。
今回は、以上です。
今日の生活 : 【2023-2024年度版】ラオス中国鉄道(老中鉄道)のオンラインチケット購入アプリ
場所: Vientiane Capital, Laos
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