ラオスは、暦的には雨季が終わり、乾季に入りました。実際9月下旬ごろから雨はほぼ降らなくなりました。その雨季の終了と乾季の到来を告げるイベントが、オークパンサー(出安居)とボート祭りです。
オークパンサーは、僧侶が雨季の間の修行期間が終了したことを意味し、ビエンチャンではその翌日にボート祭りが行われるようです。このボート祭りは村対抗で実施されます。
今回、その村対抗ボートレースの様子も見たかったのですが、メコン河の水量の関係でみることができませんでした。それでも、メコン河沿いは屋台が建ち並び大賑わいでしたので、その様子をお伝えします。
メコン河沿いの堤防上の道から1本入ったファーグム通り。普段は普通に車が通っていますが、今日は歩行者天国になっています。また、セタティラート通りからメコン河沿いに行く路地は、大勢のスタッフ(ボランティア?)により、セキュリテイチェックが行われていました。
堤防上の道路から。河川敷(?)に作られたフードマーケットの中央には噴水が作られていました。水を噴き上げているだけですが、暑い日中には、見ているだけで少し涼しくなります。
普段はメコン河沿いにナイトマーケットが出ているあたりも、ボート祭りの日は特別の販売ブースが建ち並んでいます。主に大手企業が出展しているようで、タイのOISHIやDAOコーヒーなどがブースを出しています。各企業がマイク、スピーカーを使用して大音量で宣伝しているため、かなり騒々しい状態でした。
ファーグム通りに入っても、屋台や企業の出店が続いています。店舗によっては、ノベリティーをスタッフが放り投げ、観客がそれに群がるということもしており、取り合いになっているところもありました。
ラオスにもかなり店舗数を増やしているBigC。それまであったMポイントマートからMini-BigCに切り替わっていっています。セブンイレブンがいないラオスですので、コンビニの存在はありがたいですね。ただ、個人的にはセブンイレブンに出店してほしいですが。
ここまでの様子の動画です。かなり賑やかな様子を見ていただけると思います。実際はかなりの爆音でしたが、動画ではボリュームを絞っています。
メコン河沿いの騒々しいお祭りの後は、しんみりとお寺のライトアップ鑑賞。たまたま通りがかったお寺の門から見えたので、入ってみました。境内には僧侶が数人いるだけで静かな良い雰囲気です。
船をかたどった模型に電飾をつけています。お寺の本堂にもかわいいライトアップの装飾がされています。メコン河沿いの騒々しさとうって変わって、落ち着いた良い感じです。ビエンチャン市内には、お寺の規模は異なりますが、大小さまざまな寺院があります。村ごとにお寺があるとのことで、1㎞歩けばお寺がひとつあるぐらいの感覚です。ルアンパバーンはお寺の多さで有名ですが、ビエンチャン市内もそれに負けないくらいの数がありますね。
ボート祭りは都市によって開催日が異なります。ルアンパバーン、パクセーなど各都市で行われていますので、タイミングを合わせて訪問してみるのもおもしろいかもしれません。なお、ルアンパバーンは9月上旬、ビエンチャンは10月中旬、パクセーは10月下旬頃に開催されています。毎年、日は異なりますので、ラオス政府情報文化観光省のホームページなどで確認しましょう。
今回、ボート祭りというタイトルでしたが、実際にボートレースは見ることができませんでした。でも、ラオスのお祭りの雰囲気は楽しめた気がしています。ラオスでは乾季にお祭りが開催されます。来月はタートルアン祭りもありますので、それに合わせてラオスを旅行するのもお勧めです。
今回は、以上です。
今日の観光地:ボート祭り(ビエンチャン、ラオス)
場所:Vientiane, Lao