ラオスの麺料理と言えば「カオピヤック」と呼ばれる、米から作られた麺があります。ラオスの食堂では、ほぼメニューにラインナップされ、この「カオピヤック」しかないお店もあります。そういった感じでラオスでも麺料理はメジャーです。また、隣国の中国の影響もあり中華麺もよく食べられています。
ラオスの食文化に定着している麺料理ですが、即席めんも普及しています。袋入りラーメンの「ワイワイ」などは屋台の麺料理としても出されます。
今回は、そういった中で、ラオスで食べられるカップラーメンをご紹介します。ただ、ラオス国産のカップラーメンはまだ存在しないような気もしており、実際、見かけるのは隣国タイからの輸入品です。もちろん、日本から輸入されるカップラーメンもあるのですが、ラオス人にとってのカップラーメンはタイ製だと思いますので、今回はその中から美味しかったもの、お勧めを紹介します。
今回は、
ラオスのカップラーメン食べ比べ (ビエンチャン・ラオス)
です。
1個目:ヤムヤム(豚ミンチ味)
味の素製のカップラーメンで、味の種類は豊富です。
今回は比較的、無難な味と思われる「豚ミンチ味(ロットムーサップ)」です。
フタを開けるとこんな感じです。具の種類は多く、スープなどは既に入った状態(別袋になっていて、お湯を入れる前に入れる、などはありません)になっています。
なお、一点注意しないといけないのは、タイ製のカップラーメンにはフォークがついています。上の写真の右側に映っているような、プラスチック製のフォークが入っていますので、お湯を入れる前に出しておきましょう。
お湯を入れて、数分で出来上がりです。なお、タイ製のカップラーメンは、日本のカップラーメンに比べ、ボリュームが少な目です。わたしはいつも、右の写真のような、春雨を追加しています。これぐらいでちょうどよい量になります。
さて、お味の方ですが、醤油ラーメンという感じです。インスタント麺なので、麺そのものは「いわゆるインスタント」です。まぁ、そこは仕方ないとしても、お昼ご飯を簡単に済ませるときなどには、充分だと思います。
価格は5,000Kipでした(右の春雨は2,000Kip)。
2個目:マーマー(グリーンカレー味)
これは、タイで最も有名かもしれない「マーマー」というインスタント麺メーカーのカップラーメンです。タイでインスタント麵のことを「マーマー」と呼ぶほど浸透しています。
味は「ゲーンギヨワーン(グリーンカレー)」です。
こちらもフォークがついてきます。メーカーが異なっても、このこだわりは変わらないようです。そして、「マーマー」では、スープは別袋になっています。基本的にお湯を入れる前にスープ類は入れておくようですが、後入れがお好きな方は、後入れでも大丈夫です。
こちらは具は少な目です。グリーンカレーのパンチのきいた味を楽しむのがメインになっています。
味は、結構しっかりとしたグリーンカレーで、辛さもかなりあります。辛いのが苦手な方には厳しい辛さかもしれません。
価格は5,000Kipです。
3個目:日清(シーフード味)
日清タイランドの「日清カップヌードル」です。タイではカップヌードルとして確固たる地位を築いています。ラオスでも見かけますが、他の製品に比べ、若干高いので、どこにでもある、というレベルではないようです。
味はシーフード味です。なんとなくですが、ノーマル味よりもシーフード味の方をよく見かける気がします。
そしてフォークももちろんついてきます。日清もカップラーメンにフォークをつける文化には抗えなかったようです。郷に入っては郷に従えですね。
別袋のスープ類はなく、具や調味料は初めから入っているパターンです。
これだけお皿に移し、トッピングも追加されていますが、味は日本の日清カップヌードルと同じ味付けです。ただ、量は少な目になっていますので、小食の人にはちょうど良い、という量になります。
別売りの麺を追加するなり、トッピングをするなりで量を調整しましょう。
価格は他より高めの8,000Kipです。
以上が、今回、ご紹介のタイ製カップラーメン、お勧めの3種類です。この他にも、日本製はもちろん、韓国・中国製のカップラーメンもありますが、一番手軽に手に入るタイ製を紹介してみました。
敢えて順位付けをするのであれば、
1位:日清カップヌードル(シーフード味)
2位:マーマー(ゲーンギヨワーン(グリーンカレー)味)
3位:味の素ヤムヤム(豚ミンチ味)
です。
食べなれた味の日清カップヌードルが一番かなという評価です。なお、2位に入った「マーマー」は現在、日本でも購入できるようですので、興味がある方は、輸入品取扱店や楽天、アマゾンなどで購入してみてください。
今回は、以上です。
今日の生活: ラオスのカップラーメン食べ比べ (ビエンチャン・ラオス)
場所:Vientiane capital