今回は、ラオスの食文化についてです。
といっても、それほど深い話ではないのですが、「焼き飯」について書いてみたいと思います。
ラオス語で焼き飯は「カオパット」で通じます。「通じます」というのは、実はこれはタイ語でラオス語では別の名前があるという話を聞いたことがあります。とはえ、「カオパット」で通じますし、メニューにもラオス文字で「カオパット」と書かれているので、これで通しています。
ラオスの焼き飯問題
(ビエンチャン・ラオス)
タイトルは「ラオスの焼き飯問題」としました。
焼き飯というと非常にシンプルな料理で米を主食にするエリアでは、ほぼ存在するのではないでしょうか。ラオスにももちろんメジャーな料理として、存在しています。ただ、他の国と違う点がひとつあり、私はそれが非常に気になり、あまり食堂やレストランで「焼き飯」を注文しません。
その違いは、「焼き飯がパラパラではない」という点です。パラパラではないというれべるではなく、「ベチャベチャ」と表現する方が適切な気もします。
ただ、ラオスの人はベチャベチャタイプの方が好きなのか、普通に食べています。
そして、パラパラの焼き飯もラオスには存在しているので、それを見ていきたいと思います。
まず、ベチャベチャ(しっとり)タイプの焼き飯です。
ラオスローカルなお店で提供され、お客さんもほぼラオスの人、というお店だと、このタイプが出てくるという結論に至りました。
ラオスの人がこのタイプの焼き飯に疑問を持っていないので、当然といえば当然の結果だと思います。
ラオス国内でパラパラタイプの焼き飯を提供しているところもあります。
中華系のお店です。ビエンチャンにもチャイナタウンと言える場所がありますが、その界隈のお店で出されるのは、主な客層が中国系の人となるため、このタイプの焼き飯が出てきます。
上記のお店「東北人家(Dong bei ren jia)」の内容は下記からもお読みいただけます。
もう1パターン、パラパラ焼き飯が食べられるのが、観光地、あるいは外国人観光客をターゲットにしたお店です。
上の写真は、バンビエンのレストランで食べた焼き飯です。こちらも、とても美味しかった印象があります。
上記のお店の記事は下記からもお読みいただけます。
上記2件の記事を読み返すと、どちらも「パラパラ」と表現しており、よほど「パラパラ焼き飯」に飢えていたことがうかがえます。
次は、ラオス風スタイルの焼き飯です(要はベチャベチャタイプ)。
こちらは、ラオス南部の都市「ターケーク」で食べたものです。メコン河沿いの観光客が多い地域でしたがラオススタイルでした。ただ、味付け自体は悪くなく、味がしっかりつくのはメリットです。
その際の記事は下記からもお読みいただけます。
ということで、「ラオスの焼き飯問題」と仰々しいタイトルをつけましたが、要は私は「パラパラ焼き飯」が好き、というだけです。ラオスでは、これだけしっとりタイプが普及しているので、ラオスの人はそちらが好みである、ということで締めさせていただきます。
今回は、以上です。
今日の(食)文化: ラオスの焼き飯問題(ビエンチャン、ラオス)
場所:Vientiane, Lao