ラオスと隣国のタイは、文化的に共通点が多いと言われ、料理もかなり似ています。代表的なものは「パパイアサラダ」と呼ばれる、熟す前のパパイヤを使った料理「タムマークフン」「ソムタム」ですが、それ以外にも多くの共通的な料理があります。
一方で、タイは南部のマレー半島、中国からの移民などの影響で、タイにはあるけど、ラオスではあまり見かけない料理も存在します。
今回、ご紹介するのは、
ラオスで食べられるタイ料理
(ビエンチャン・ラオス)
です。
まずは、ラープです。
ラープは、ひき肉とハーブ類を炒めたもので、豚肉、牛肉、鶏肉、魚などの種類があります。ベジタリアン料理の豆腐のラープなどもあります。
私はラープは鶏肉が一番好きですね。魚のラープも美味しいようです。
ラオスでは、あまり日常的に食べられるという感覚ではないですが、外国人向けレストランでは、地元の料理としてメニューに入っていることが多いです。
タイでは、タイ東北地方(イサーン地方)の料理として、バンコクをはじめ、タイ全土で食べられています。
なお、Wikipediaでは「ラープはラオスの代表的な料理で、ラオス料理の影響を強く受けたタイ東北部でも一般的である。」と書かれており、ラープの起源はラオスという考えもあるようです。
二つ目はタイ語だと「コームーヤーン」と呼ばれる、豚のノド肉焼きです。
これは非常に美味しく、私はあまりビール等は飲みませんが、とてもビールにあうおつまみだと思います。
これも、タイ料理と限定されるものではなく、ラオスでも普通に見かけます。
三つめは「パッポンカリー」です。
これは、元々は中華料理で、タイで結構な人気になったようです。タイを旅行したことがある人であれば「プーパッポンカリー」という料理を食べたことがあると思います。「プー」は「蟹」の意味で、蟹ではなくエビであれば、エビの意味の「クン」で「クンパッポンカリー」となります。
こちらは、これまでの2種類に比べると、ラオス料理食堂ではあまり見かけず、外国人向けレストランやタイ料理レストランなどでメニューにラインナップされている感じです。
カレーに溶き卵が入っている、結構ジャンキーな食べ物ですので、病みつきになる人も多いですね。
ラオス料理とタイ料理は、あまり境目が無いような感じですが、同じ名前でも少し味が異なったりしますので、その辺の違いを楽しみながら食べ比べてみるのも良いかもしれません。
今回は、以上です。
今日のお店: IT City (ビエンチャン、ラオス)
場所:LaneXang Road, Vientiane