しばらくの間、2023年5月に訪れたマレーシアの旅行記になります。
ラオス在住時より開始した当ブログですが、ラオスを離れたことで、対象が東南アジア各地に広がってしまいました。
今回の旅行は、マレー半島西岸部を中心に周る予定です。
2023マレーシア旅行記②
- タイ南部の街、ハジャイに到着 -
(バンコク・タイ)
です。
今回のマレーシア旅行は、タイの首都バンコクからタイ南部の街、ハジャイへ向かい、そこから陸路でマレーシアに入国する予定です。
2回目の今回は、タイ国鉄の寝台列車でマレーシアと国境を接する、タイ・ハジャイへ到着しました。さらにタイ国鉄でマレーシアとの国境の街「パダンバサー(パダンベサール)」向かいます。
14時50分にバンコクにある「クルンテープ・アピパット駅」を出発し、列車は一旦、西に向かいます。途中にはタイ最大の仏塔がある「ナコンパトム」などに停車しながら進んでいきます。途中駅から乗車してくるお客さんも多く、次第に席が埋まっていきました。
列車は順調に進み、徐々に進路を南に変えていきます。
南下し始めた辺りの駅で、名物のクイッティアオが売られていました。ひとつ10バーツで、小腹がすいたときに最適です。量も少ないので、ひとりで三つ、四つ買っている人もいます。それでも30~40バーツなので格安ですね。ちょっとしたおやつなら、ひとつでも充分です。
夕食はコンビニで買っておいた弁当で済ませ、19時過ぎには座席がベッドに変わっていきます。
列車は順調に走り、若干の遅れはあるものの、終点のハジャイに向けて走っています。
太陽が出始めたあたりから、徐々に降りていくお客さんも多くなってきます。
定刻から約30分遅れぐらいでタイ南部最大の都市「ハジャイ」に到着です。
駅名は「ชุมทางหาดใหญ่(HAT YAI JUNCTION)」となっており、ここからマレー半島の東岸部と西岸部に別れていきます。
なお、「ハジャイ」は標準タイ語では「ハー(ト)ヤイ」になるようですが、タイ南部地方の方言での発音「ハジャイ」の方が日本語訳として多く使われています。
「ハジャイ」からは列車を乗り換えて、マレーシアとの国境の街「パダンバサー(パダンベサール)」へ向かいます。
チケットカウンターも目立つ場所にあり、ここで行きたい駅名を伝えれば、チケットを購入できます。
なお、「パダンバサー(パダンベサール)」ですが、日本語のガイドブック等では「パダンベサール」が使われていますが、タイ語発音では「「パダンバサー」になります。ただ、タイの人は最初の「パダン」だけしか言わないことが多いので、どちらでも通じます。
「パダンバサー(パダンベサール)」行きの列車まで約1時間ほどあるので、駅を出て周辺を散策してみます。
タイ南部最大の都市ではありますが、駅舎はそれほど大きくはないですね。
それでもカフェやレストラン、ホテルなどもあり、コンパクトですが、かなり機能的になっています。
駅前には安価な食堂風のお店も並んでいます。
タイ南部は北部や東北部に比べると物価が高いということで、値段はバンコクとほぼ同じです。それでも40バーツぐらいからメニューがあるので、朝食に利用するのにはちょうどよさそうです。
猫も駅前には何匹かいます。
毛並みもきれいなので、外飼いの猫さんなのでしょう。
発車時刻が近づいてきたので、駅に戻ります。
駅員にどの列車か聞くと、上の写真の列車だと言われました。
ぽつんと1両だけ停まっています。
車内に入るとすでに何人かは乗車していました。
「パダンバサー?」
と聞くと、そうだと答えました。
車内はけっこうきれいですが、エアコンはついていません。走りだすと風が吹き込みますが、停車中はかなり暑いです。
「パダンバサー(パダンベサール)」まで約1時間、50バーツです。
定刻から約30分遅れで出発しました。
1両だけぽつんと停まっていた車両でしたが、バンコクから来た列車に連結されて、発車しました。なので、バンコクから乗り換えなしで「パダンバサー(パダンベサール)」まで行くことも可能です。ただ、その場合、寝台車両は旧型(上の写真)になります。新型に乗りたい場合は、私のような乗り換えが必要になります。
ハジャイから先は森の中を進みます。
エアコンなしですが、吹き込んでくる風が心地よいです。
約1時間で「パダンバサー(パダンベサール)(タイ)」駅に到着します。
「パダンバサー(パダンベサール)」という地名は、タイ側・マレーシア側の両方で使用されているようで、駅もタイの「パダンバサー(パダンベサール)」、マレーシアの「パダンバサー(パダンベサール)」があります。
なので、この「タイ」がつく方の駅で降りてしまうと、マレーシアに入ることができません。間違えて降りないようにしましょう。
ハジャイを出発してから約1時間ほどでマレーシア側の「パダンバサー(パダンベサール)」に到着です。
この駅にタイ・マレーシア、それぞれのイミグレーションがあります。すでにマレーシア領に入っているようですが、この駅でタイの出国審査も同時に行われます。これは便利ですね。
両国のイミグレーション入り口です。
列車の到着に合わせてオープンするようなので、列車を下りたらすぐに手続きしましょう。タイ側からはタイの出国、マレーシアの入国の順です。構造的には手続きなしで進めてしまう形になっているので、忘れずに寄るようにしましょう。
とりあえず無事にタイを出国、マレーシアに入国することができました。
ようやく、マレーシア旅行の開始です。
次回は、ペナン島に向けて移動する予定です。が、その前にマレーシアのSIMカードをどうするか、さらにはマレーシアのお金を持っていないという問題もクリアしていかなければなりません。
今回は、以上です。
今日の旅 :2023マレーシア旅行記② - タイ南部の街、ハジャイへ -
場所: Bangkok, Thailand
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