今回はマレーシア旅行時に利用した、タイとマレーシアの国境の駅「パダンバサー(パダンベサール・Padang Besar)」についてです。
この駅はタイを出国し、マレーシアへ入国した時のみ利用しましたので、その流れ(タイ出国・マレーシア入国)目線での内容が中心です。
今回ご紹介するのは
タイとマレーシアの国境の駅
‐ パダンバサー(パダンベサール・Padang Besar)-
(プルリス、マレーシア)
です。
場所は、下記になります。
場所はマレーシアの中ではほぼ最北端のところにあります。
名称は「パダンバサー(パダンベサール・Padang Besar)」で、ガイドブックの記載や日本語発音では「パダンベサール」が主となっていますが、実際の発音では「パダンバサー」の方が近くなります。ただ、「パダン」でも通じるので、そこまで気にしなくてもよいかもしれません。
タイ側から列車で到着の場合、ハジャイ方面からのタイ国鉄の列車で来ることになります。運行本数はそれほど多くなく、1日に数本(午前2便、夕方1便程度)です。午前の1本はバンコクからの直通列車になります。
列車を降りたら、出入国審査を受けます。
この駅はすでにマレーシアですが、タイのイミグレーションもこの駅にあります。
イミグレーションは列車の到着時しか開いていませんので、到着したら寄り道せずに審査を受けましょう。
出入国審査を受け終わると、マレー鉄道側の駅舎に出てきます。
鉄柵がありますが、夜間や早朝出なければ手で開閉できるはずです。
この駅の設備等々ですが、充実しているとは言えません。
主な設備は
・切符の券売所
・簡易的な食堂、売店
・トイレ(有料)
・SIMカード売り場
ぐらいです。
正式な両替所はありません。
ただ、食堂や売店などでタイバーツからマレーシアリンギッへの両替をしてくれます。また、電車のチケットに関してはバーツでの支払いも可能になっています。
ただ、いずれもレートはかなり悪く、10バーツで1リンギッぐらい(2023年5月時点)です。7~8バーツで1リンギッが相場なので、このルートで国境越えするなら、タイ国内で事前にマレーシアリンギッを入手しておく方が無難です。
※この先、駅を出発すると、両替できる場所は激減します。ペナン島まで両替できない可能性があるので、必要に応じてここで両替しておく方がよいかもしれません。
携帯の電波に関しては、この駅内はタイの電波が入ります。
駅構内にSIMカード売り場がありますが、かなり割高です。もし、タイのSIMを持っている場合は、ローミングを使用するのもひとつの手です。タイの携帯電話各社は、マレーシア・ラオス・カンボジアの3ヶ国でのローミングサービスを
99バーツ+VAT7%
で提供しています。使用期間は7日で2GBのプランになります。
詳しくは以前に記事にしていますので、下記からもお読みいただけます。
マレー鉄道のチケットはこの奥のブースで購入できます。
ただ、常時、開いているわけではなく、列車の発車30分程度前?から購入できるようになります。ただ、運行本数は1時間~2時間に一本程度はあるので、常時、開けてくれてもよさそう気もします。
時刻表は駅に掲示されています。
右側の写真では、バタワース駅までの詳細時刻も確認できます。
チケットはこのような感じで発行されます。
改札は自動改札になっていて、QRコードをかざす仕組みです。
なお、料金は11.4リンギッですが、タイバーツ払いだと114バーツです。
駅の周辺ですが、残念ながら何もありません。
特に西側は駐車場しかありません。東側に出て少し歩くと、コンビニやレストラン、ホテルなどもありますが、多少、距離があります。
発車予定時刻が近づいてきたらプラットフォームに降りましょう。
ここも特に何かあるわけではないので、ただ、列車の到着を待つのみです。
国境の駅っぽく、貨物列車が停まっていますね。
ということで、「タイとマレーシアの国境の駅 ‐ パダンバサー(パダンベサール・Padang Besar)」についてでした。
今回は、以上です。
今日の空港:タイとマレーシアの国境の駅 ‐ パダンバサー(パダンベサール・Padang Besar)-
場所: Padang Besar, Perlis, Malaysia