コロナも終息し、ラオスとタイの国境がオープンして約2年が経過しました。閉鎖が終わったのが2022年5月9日でしたので、今となっては、そんなこともあったなぁ、ぐらい普通に通過できるようになっています。
今回は、ラオス・タイ間の陸路国境としては最もメジャーなルートである、ラオス・ビエンチャン、タイ・ノンカーイ間の「フレンドシップブリッジ(第一友好橋)」の様子をおつたえします。
今回ご紹介するのは
フレンドシップブリッジ(第一友好橋)
- 【2024年版】ラオス・タイ国境の様子 -
(ビエンチャン・ラオス)
です。
場所は下記になります。
場所は、ビエンチャン市街からは東に約20km程度のあたりです。タードゥア通りを東に行ったところにあります。
このラオス・ビエンチャン、タイ・ノンカーイ間の「フレンドシップブリッジ(第一友好橋)」を通るにあたって、その前後の移動手段はタクシー類を除く公共交通機関に限ると、主に下記があります。
①国際バス(ビエンチャン‐ウドンターニー)
②国際バス(ビエンチャン‐ノンカーイ)
③ローカルバス等の乗り継ぎ
※国際バスは上記のほかに、コーンケーンやバンコク行きもあります。
今回は、ノンカーイからタイ国鉄に乗車予定であったため、③のローカルバス等の乗り継ぎで国境を越えます。
ビエンチャンのタラートサオバスターミナル(クアディンバスターミナル)から出ているバスで「フレンドシップブリッジ」へ向かいます。
路線番号は14番で、運行本数も30分に一本あります。時刻表は下記になります。
※ビエンチャン市バスのFacebookより引用
最終のバスが17時30分と少し早めなので、その点は注意が必要です。
なお、時刻表の「Temple」となっている場所は、ビエンチャンの観光スポットのひとつ「ブッダパーク」で、このバスで行くことができます。「ブッダパーク」の詳細は以前に記事にしていますので、下記からもお読みいただけます。
※コロナ中の記事なので、入場料などは変動があるかと思います。
バスはだいたい30分ほどで国境のフレンドシップブリッジに到着します。
渋滞する区間はそれほどないので、どの時間帯でも所要時間はほぼ同じと考えてよいでしょう。
バスを降りたら、イミグレーションへ行きましょう。
もし、Kipが余ってしまったという場合は、ここでタイバーツへの両替も可能です。
なお、何らかの事情で時間つぶし等をしたい場合は、バス乗り場の近くにカフェアマゾンがあります。
ラオス側のイミグレーションで出国手続きをし終えたら、橋を往復しているシャトルバスに乗車します。バス料金は15,000Kipです。
ちなみに出国時に10,000Kip要求されました。この国境は何度も越えていますが、こういうお金が生じたのは今回が初めてでした。もちろん、領収書的なものも発行されないので、正式なものではないのでしょう。
橋を往復するシャトルバスは20分に一本ぐらいでしょうか。それほど待たずに乗れるという感覚です。
バスは京都市バスが使われています。かつてはビエンチャン市内を走る路線バスとして活用されていましたが、今では中国の電気バス等に活躍の場を奪われ、ここで余生を過ごしています。
橋を往復するシャトルバスはメコン河を越えてタイに入ります。
なお、ウドンターニー等への国際バスを利用している場合は、このシャトルバスに乗車する必要はなく、橋上も乗ってきた国際バスに乗車しましょう。
橋を渡りきるとタイ側のイミグレーションで入国手続きを行います。
タイの陸路国境では、現在でも入国カードの記入が必要です。空路では不要になっていますが、陸路では必要になります。
なお、このタイ側の入国審査ですが、偶然かもしれませんが微妙に厳しくなっていました。これまでは何も言われずにスタンプを押してくれていましたが、入国カードの記入について、多くの人が重箱の隅をつつくような内容で書き直しや追記を指示されていました。
私は、滞在場所(ホテル等)に関して
「ホテル名のみではダメだ。住所とホテルの電話番号も書け。」
と言われ、列の最後尾に並びなおさせられました。
書き直しや追記の人が多いため、列も長くなっており、これまで数分、長くても15分ぐらいで通過で来ていたタイの入国審査に1時間近くを要しました。
幸い、この後、乗車予定のタイ国鉄の発車時刻までもかなり余裕があったことや、国際バスではなかったので、バスに置いて行かれる心配もありませんでした。もし、国際バスだったら置いて行かれたかもしれません。
タイ入国後、私はタイ国鉄のノンカーイ駅へ徒歩で向かいました。
ノンカーイ駅までは徒歩約15分ぐらいです。
もちろん、トゥクトゥクで移動することもできます。
あと、国境からウドンターニー市街やウドンターニー空港へは乗り合いバン(ロットゥー)があります。国境イミグレーションを出た先にバンがたくさん停まっているので、その近辺で聞けば教えてくれます。小さいですが看板も出ています。
ということで、「フレンドシップブリッジ(第一友好橋) - 【2024年版】ラオス・タイ国境の様子」でした。
大きな変化(私的な)としては、ラオスの国境で手数料を要求されたことと、タイのイミグレーションが微妙に厳しくなっていたことでしょうか。
今回はローカルバス等を乗り継いで国境越えをしましたが、基本的に国際バスを利用した方が便利で安上がりです。特にウドンターニーへは顕著です。唯一の懸念点は出入国手続きに手間取ってバスに置いて行かれることですが、チケットがあれば後続バスに乗せてくれるようなので、それほど気にしなくても良いかもしれません。
今回は、以上です。
今日の路線バス:フレンドシップブリッジ(第一友好橋) - 【2024年版】ラオス・タイ国境の様子 -(ビエンチャン・ラオス)
場所:Thanaleng, Vientaine
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