今回はベトナム中部の都市・ダナンからフエへ向かった際に利用したベトナム統一鉄道の乗車記になります。
乗車した列車の情報は下記になります。
・時期 2024年3月
・乗車区間 ダナン駅からフエ駅
・列車番号 SE2
・列車タイプ 特急列車
・座席タイプ ソフトシート
・料金 134,000 VNĐ
・発車予定時刻 13:40
・到着予定時刻 16:19
ベトナム旅行での、ご利用の参考になればと思います。
今回ご紹介するのは
ベトナム統一鉄道乗車記(列車番号・SE2)
‐ ダナン ⇒ フエ -
(ダナン・フエ、ベトナム)
です。
今回の列車は、ベトナム統一鉄道の駅であるダナン駅から乗車します。
ダナン駅は中部エリアの主要駅ですが、それほど大きな駅舎ではありません。
駅前にはSLが保存されており、ちょっとした撮影スポットになっています。
チケットは駅舎内にあるチケットカウンターで購入可能です。
が、時期によっては満席の可能性も高く、残席があっても希望するタイプの席が残っていないかもしれません。事前予約も可能ですし、ウェブサイト上でオンライン予約もできますので、予定が決まっていれば、早々に予約してしまいましょう。
オンライン予約に関しては、先日、紹介記事をアップしましたので、下記からもお読みいただけます。


列車の到着まではプラットフォーム内に入ることはできません。
出発時刻まで、駅の待合室で待ちましょう。
売店もあるので、必要なものがあれば、ここで購入できます。
プラットフォームへの入り口付近には、電光掲示で列車の出発時刻が表示されています。
ダナン駅は中間駅なので、ハノイ行き、サイゴン行き、それぞれの列車が出発します。


出発時刻が近づいてきたら、列車に乗りましょう。
今回乗車する列車は、ハノイ行きの「SE2」という列車です。サイゴン駅からハノイ駅までを約30時間かけて走る列車です。今回乗車するダナンからフエまでの約2時間半です。


予約した席はソフトシートです。
タイ国鉄だと、2等車、3等車とありますが、ベトナム統一鉄道の場合の座席は、このソフトシート、1種類です。
日本の電車に比べると、若干、窮屈な感じもします。列車の幅が狭いのでしょうか。
各座席の壁にはコンセントがあります。
割れていて使えるかどうかと思いましたが、問題なく使用できました。
前との座席の間隔も、そこそこあるので、数時間の乗車であれば、問題なさそうです。
列車は定刻から若干、遅れて出発しました。
出発して少し走ると、ビーチが見えてきます。


その後、徐々に山を登るような感じで進みます。
この先には、ベトナム統一鉄道の最大の難所として有名な「ハイヴァン峠」があります。


ダナンとフエの距離は約80km程度です。
この距離を2時間半かけて走るわけなので、時速にすると平均時速30㎞程度です。
かなりゆっくり走っている感覚です。
「ハイヴァン峠」は海からすぐ山になっており、よくこんなところに鉄道を通しましたね。


いくつかトンネルをくぐると、雨が降ってきました。
風も出てきて、荒れた海という感じがします。
ちなみに、この景色を見るためには、進行方向右側の窓側席を予約しておきましょう。
注意点は、ダナン駅は終端型の駅になっていて、サイゴン方面から来た列車は、ダナン駅で進行方向が逆になります。なので、ダナンよりも南の駅から乗車する場合は、座席の右側・左側が変わりますので、予約時に注意しましょう。


ダナン駅を出発してから約2時間で「ハイヴァン峠」を越えました。
上の写真の高架橋は車用の高速道路です。「ハイヴァン峠」にトンネルが掘られ、車なら、ダナンからフエまで約1時間で行けるようになりました。
列車だと2時間半かかってしまいます。
でも、列車でのこういった旅も悪くありません。実際、たくさんの旅行者がこの区間を利用しています。


定刻から少し遅れて、フエ駅に到着しました。
約2時間半の列車旅でしたが、「ハイヴァン峠」の風景を見ながらだと、あっという間という感覚です。
フエ駅はダナン駅よりもさらに小さな駅舎です。
駅前にはたくさんタクシーが停まっています。
バスなどはあまり情報がなく、grabでタクシーを呼ぼうとしても反応がありませんでした。駅からの移動はいくつかのパターンを考えておいた方が良いかもしれません。
ということで、「ベトナム統一鉄道乗車記(列車番号・SE2) ‐ ダナン ⇒ フエ」でした。
今回は、以上です。
今日の鉄道:ベトナム統一鉄道乗車記(列車番号・SE2) ‐ ダナン ⇒ フエ -(ダナン・フエ、ベトナム)
場所: DaNang・Hue, Vietnam