ラオスには麺料理が豊富にあります。スパゲッティなどの西洋料理、日本のラーメン店もありますが、ラオスの料理として、しっかり根付いているラオス独自の麺料理が存在します。今回、それらを紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するのは、
ラオスの麺料理特集
です。
今回は、どこのお店の・・・というわけではなく、麺料理の種類ごとで紹介していきます。
1つ目:カオピヤックセン
カオピヤックセンと呼ばれる、米から作られた麺です。
乗せる具材によって、ガイ(鶏)、ヌア(肉)、パー(魚)などがあります。最近はパー(魚)が人気なのか、カオピヤックパーのお店があちこちでオープンしています。
米の麺なので、結構お腹にたまります。米のデンプン質がスープに溶け、ドロッとした感じが味を濃厚にさせています。
ラオス食堂なら、ほぼメニューに入っている定番の麺料理です。
2つ目:カオソーイ
元々はラオス北部の料理だったようですが、現在では、ラオス全土で食べられます。特徴は、米麺にピリ辛の肉味噌が麺の上に乗っており、担々麺のような味わいになります。
ルアンパバーンのカオソーイ、ウドムサイのカオソーイ・・・といった感じで街ごとで少しづつ特徴があるようです。
なお、「タイにもカオソーイという麺料理がある」ということがよく言われています。ただ、それはカタカナ表記するとおなじ「カオソーイ」になるのですが、微妙に発音が異なり、ラオス人・タイ人からすると、別の名前の、別の食べ物、ということのようです。
3つ目:フォー
ベトナムで有名な「フォー」はラオスでもよく食べられています。1つ目の「カオピヤックセン」と同じく、ほとんどのラオス食堂で食べることができます。
米の麺ではなく、春雨麺のことが多いので、かなりヘルシーな感じになります。
4つ目:中華麺
小麦から作られた黄色っぽい麺です。
いわゆる「ラーメン」にあたるものになります。米の麺に比べると、少し軽い感じになりますので、少し小腹が空いたときにちょうどよいかもしれません。
一般的なラオス食堂なら、中華麺もおいていますので、この種類の麺料理もたいてい注文できます。
5つ目:揚げ麺
「ラーナーミーコーブ」と呼ばれる、麺を揚げたものです。揚げ麺の上に八宝菜的なものを乗せるので、野菜たっぷり、ボリュームたっぷりの料理になります。
専門店も結構あり、行列ができている人気店もあります。
6つ目:カオプン
最後は「カオプン」と呼ばれる麺料理です。
これは、あまりお店では見かけませんが、ラオス人のホームパーティーなどに招かれると、よく出てくる料理になります。
素麺のような麺に、野菜とスープをかけて食べます。
お店ではあまり見かけませんので、パーティーに招いてもらって味わいましょう。
ということで、ラオスの麺料理のご紹介でした。
最後の「カオプン」以外は、ほとんどが、このブログの中で紹介している麺料理になります。「お店」のカテゴリーの中にあると思いますので、興味がある麺料理があれば、ぜひ見てみてください。
なお、麺の変更は対応してくれることが多いので、中華麺のカオソーイというのもアレンジしてくれます。ラオスの人は「カオソーイに中華麺は合わない」「カオソーイの麺が中華麺になったら、もうカオソーイではない」と言いますが、私はアリだと思います。
右の写真が「中華麺カオソーイ」です。
皆さんも、ぜひラオスの麺料理を楽しみつつ、飽きたらアレンジしてみてください。
今回は、以上です。
今日の生活: ラオスの麺料理特集
場所:Vientiane Capital