ラオス南部の街・タケークは飛行機の便がありません。また、鉄道も通っていないため、この街を行き来するためには、自家用車かバスが交通手段になります。

多くの旅行者は都市間をつなぐ長距離バスを利用することでしょう。その場合、発着地点はバスターミナルになります。今回は、首都のビエンチャンや南部の主要都市、パクセー、また、メコン河を隔てた対岸のタイのナコンパノムへ行くことができるバスターミナルをご紹介します。

今回ご紹介するのは

タケークの旅の起点

- タケークの長距離バスターミナル

（Thakhek International Bus Station (สถานีรถท่าแขก)） -

（タケーク・ラオス）

です。

場所は、下記になります。

場所はタケーク市街中心部から約5㎞ほど離れた位置にあります。ラオスのバスターミナルは市街地から離れたところにあり、かつ、バスターミナルと市街を結ぶ交通機関がトゥクトゥクやタクシーしかない、ということが多いですが、ここ、タケークでもそれが該当しています。

まずは、このバスターミナルから行くことのできる都市についてです。

・首都ビエンチャン

・パクセー

・タイのナコンパノム

・ベトナムのビン

この他にも、ラオス南部のアッタプーやセーコンもビエンチャンからのバスがこのバスターミナルを経由しますので、乗車可能です。サワンナケートへも、同様にビエンチャンからの便が利用できますが、サワンナケートに関しては別のバスターミナルから多くの便がでていますので、そちらを利用する方が効率的です。

ラオス国内の各都市への発着場所はこのような感じで、一応、行き先別に分かれています。

ただ、見た感じ、そこまで厳密ではなく、空いたスペースにバスが入ってきているような感じです。

チケットは上の写真のブースで購入可能です。

首都のビエンチャン、およびパクセー行きは、便数も多く、最低でも1時間に一本は出ています。

バスの種類は様々で、多くはかなり年季の入ったバスです。

中にはかなり古く小型のバスのこともあります。ただ、クラスが同じ扱いの場合、バスの質は値段に反映されず同料金になります。運次第のところもあるので、長時間の乗車の場合は見送ることも検討した方がよいでしょう。チケットブースの人に言えば、次のバスに替えてくれます。

次にタイのナコンパノム行きについてです。

ナコンパノム行きのチケットは、少し離れたこちらで購入します。見つけづらいと思いますので、近くの人に聞いてみましょう。

ナコンパノム行きは1日4本運行されており、料金は70バーツ・75バーツです。

左の写真の1番と3番は70バーツ、2番と4番は75バーツです。価格の差はバスの運行がラオスのバスかタイのバスかによります。また、Kipでの支払いも可能で、2023年3月時点では75バーツの場合、39,000Kipでした。

バスの発着場所も、ナコンパノム行きは少し離れています。

チケット購入時にバスの発着場所も確認しておきましょう。

このバスターミナルはタケーク最大のバスターミナルで、食事できる場所やお土産、日用雑貨なども販売されています。出発前の食事や、バス車内で飲む水などが必要であれば、ここで購入可能です。

また、トイレも有料ですがあります。きれいかどうかについては、それほどきれいとは言えません。

最後に、バスターミナルと市街のアクセスですが、前述のとおり、トゥクトゥクしかありません。そして、このバスターミナルにいるトゥクトゥクはかなり吹っ掛けてきますので、粘り強く交渉する必要があります。一人の場合、市街のメコン河沿いまで100,000Kipぐらいからスタートしますが、30,000～40,000Kip程度が本来の価格のようです。しばらく粘っていれば50,000Kipぐらいまでは下がると思いますので、最低限、そのあたりまでは頑張りましょう。