コロナの影響でラオス全土がロックダウンしたのは4月上旬でした。外国との国境閉鎖や国際航空便の停止で出国もできなくなるとの話から在住外国人も母国へ引き上げる人が多数でした。その後、徐々に在住外国人は戻りつつありますが、観光目的での入国は原則できませんので、外国人観光客をターゲットにしていたレストランや旅行会社などは閉鎖を余儀なくされています。
そういった、コロナ禍でのビエンチャンですが、少しづつですが変化も出てきています。
今回は
ビエンチャンの日常の様子(ビエンチャン・ラオス)
をお届けします。
まず、劇的に変わったのは外国人観光客が集まっていたエリアです。
ビエンチャンの中心地、「ナンプ(噴水)広場」ですが、明かりがついておらず、真っ暗の状態です。何店か営業しているお店からの明かりで、噴水や時計台があるのが分かりますが、寂しい限りの状況です。
一方で、メコン河沿いのナイトマーケットですが、こちらは営業されています。元々は通路の中央部にもお店が並び、通路が非常に狭かったですが、今は両サイドのみにお店が出ています。つまり、単純計算でお店の数は半分になってしまったことになりますが、これはこれで歩きやすくて良いですね。
人出もかなりあります。ただ、歩いているほとんどの人はラオス人で、外国人は多くないのが現状です。
ただ、この写真は2021年1月現在のものですが、以前に比べると外国人比率は増してきているように感じました。観光客が入れないということになっていますが、方法によっては外国人観光客の入国も可能なようです。それがどこまで合法的なものか、若干グレーな部分もあるようですが・・・。
このようなこともあり、「以前に比べれば」ですが、活気が戻ってきているようにも感じられます(当然、コロナ以前と比べられるレベルにはありません)。
メコン川沿いのファーグムFaNgum通りには屋台も多数出ています。
屋台は道路沿いに隙間なく出ていますし、コロナ以前と大して変わらない状況のようにも見えます。ただ、道路の内側にある西洋料理店、中華、韓国料理店などはお客さんの数も多くないように見えます。お客さんの多くがラオス人のため、仕方ないところでしょうか。
メコン河の堤防下にできた遊園地?やレストラン街の様子です。こちらは、コロナ以前から寂れていたため、比較しづらいのですが、同じような寂れた感が漂っています。コロナ以前はお客さんがいっぱい、現在は・・・ということですと、いい比較対象だったのですが、今も昔も変わらずといったところです。
それでも、多少はお客さんがいていますね。今後に期待でしょうか。
最後は、場所を変えて、パトゥーサイ(凱旋門)です。
こちらは、コロナ以前よりも人出が増えています。以前はちらほら屋台が出ている程度でしたが、今は、駐車場沿いにびっしりと屋台が並んでいます。パトゥーサイもライトアップされ、噴水にもライトが照らされ非常にきれいです。
夜の闇にライトアップされたパトゥーサイ、ロマンチックな風景ではないでしょうか。
というように私は期待するのですが、現実は音楽がガンガンかかっており、ロマンチックという雰囲気は一切ありません。これがラオス人の好みなのであれば、ここはラオスですので、彼らの嗜好にあわせなければなりませんね。
ということで、今回は、これまでのこのブログの内容とは異なり、ラオス・ビエンチャンの様子をお伝えしました。
現在、ラオスは表向きは外国人の観光目的での入国はできないことになっていますが、いろいろな方法で入国は可能になってきているように感じます。とはいえ、入国前後でのPCR検査や、14日間の指定ホテルでの隔離等は実施されているので、コロナがラオス国内に持ち込まれることは阻止できているものと思います。
ラオスでは現在、コロナの影響は最小限に抑えられ、通常の社会生活が可能となっています。しかし、それは、ラオスの方々の我慢と努力、観光関連業を中心とした経済的な犠牲の上で勝ち取ったものですので、現在の状況が継続できるよう、在住外国人も注意していかなければならないなと感じています。
今回は、以上です。
今日の観光地:Night market,PratuXay(バンビエン、ラオス)
場所:Vientiane