***2023年3月27日加筆***
運行経路が変更されています。2023年3月時点の運行経路、状況は下記リンク先の記事を参照ください。
ビエンチャン市内には路線バスが走っています。公共交通機関が乏しいラオスにおいては貴重な存在です。しかし、どこを走るのか、どのようにして乗るのか等、分かりにくい部分も多いと思うので、私が実際に乗った状況を記事にしてみたいと思います。エントリーするのは、私自身が実際に始発から終点まで乗った記録のみで、乗っていない区間は正確性を考えエントリーしません。
路線番号、路線名称でインデックスを作っています。右側のリンク「ビエンチャンバス案内 インデックス」をクリックしていただくと、目次のように番号順に表示されます。
バスルートはいくつかのサイトで見ることができますが、実際に乗ってみると、往路復路でルートが異なっていることもあり、なかなか想定通りに行かないことも多々あります。そのあたりも細かく記録していきます。ただ、ルートの変更等も発生するかと思いますので、乗車プランの参考程度にお考えください。
ビエンチャンバス案内
8番 北バスターミナル線
(タラートサオ⇒北バスターミナル(Northern Bus Terminal)
路線情報
<往路>
タラートサオバスセンター~マホーソット通りMahosot~サムセンタイ通りSamsenthai~クラウンプラザホテル~アセアン通り交差点~シホム通りShihom~北バスターミナルNorthrn Bus terminal
<復路>
北バスターミナルNorthrn Bus terminal~シホム通りShihom~アセアン通り交差点~クラウンプラザホテル~セタティラート通りSettathilath~サッカリン通りSakarin~クービエン通りKhouvieng~タラートサオバスセンター
バス情報(料金、その他)
全線一律5,000KIP。
乗車後しばらくして、車掌が徴収に来る。チケットも発行される。
バス停はあるものの、ほぼ自由乗降。
運行頻度は30分に1本程度。概ね時刻表通りに等間隔で運行。
ルート周辺
起点はタラートサオバスセンター。長距離バスではないビエンチャン市内バスは基本的にここを発着します。狭い場所に多くのバスが駐車されるため、常に混雑しています。
コロナ前はタイ行きの国際バスも発着していたため、かなりの混雑でしたが、残念なが
ら2020年12月現在は運休中です。そのため、少しスペースにゆとりが出ています。
北バスターミナル方面のバスは、ターミナルの西側(写真左)から発車します。上の写真左の斜めに映っているバスです(きっちり取れていなくてすみません)。
タラートサオバスターミナルを出発すると、すぐに左折し、マホーソット通りMahosotに入ります。そして、さらに右折し~サムセンタイ通りSamsenthaiへと進みます。
サムセンタイ通りは一方通行のため、往路復路は別ルートとなります。
サムセンタイ通り沿いは、元々は外国人旅行者の多いエリアで、このブログ内でも過去に記事にしたスポットがたくさんあり、結構目立つ看板の「グリーンボックスホテル」もあります。
バスの車内はこのような感じで、満席とまでは行きませんが、座席の70%ぐらいは埋まっています。もう少しガラガラなイメージでしたが、よい傾向ですね。
サムセンタイ通りをファーグム公園あたりまで走ると、日系ホテルの「クラウンプラザ」が見えてきます。ここを目印にバスは右折します。
ビエンチャンでも最高級ホテルのひとつです。クラウンプラザホテルも分不相応ながら宿泊の機会がありました。
クラウンプラザホテルを通り過ぎると、バスはアセアン通り交差点を越え、シホム通りに入ります。
ここから先はワッタイ国際空港の裏手を走るイメージです。なお、シホム通りから空港ターミナルビルに入ることはできません。
シホム通りに入ってからは特に見所等はなく、中華系の商店・企業や空き地が続きます。空港周辺は中国系のホテルや企業が多いため、ラオス語よりも漢字が多くなってきます。
タラートサオバスターミナルを出発して約30分で北バスターミナルに到着します。かなり郊外に来た雰囲気で道路の舗装も良くない状態です。そこを大型トラックが通るため、かなりの砂ぼこりです。
北バスターミナルに入ったバスは、ターミナル入口に横付けしてくれます。ここで乗客は降り往路の運転は終了です。
北バスターミナルからは、ラオス北部の街へ向かって多くのバスが出ています。隣県の1~2時間の路線の他、有名観光地のバンビエン、ルアンパバーンや、最北県のポーンサリー県やボーケオ県といった10時間超の路線もあります。
北バスターミナル内の様子は下記に記載しています。
さて、往路の運転が終了したバスは、北バスターミナルの奥の方へ消えていきます。ターミナルを抜け長距離バスが出発するコンコースから、さらに奥に進むと、上の写真のような簡素なバス停のようなものがあります。
実はここが復路の出発地点になっています。そして、ここからターミナルの北西側を抜けてシホム通りに出ていきます。ターミナル正面(往路で降りた地点)で待っていると復路のバスは来ませんので注意が必要です(往路のバスが来て、乗車場所を教えてくれると思いますが)。
復路ですが、シホム通りを走る間は、往路と同じく、中華系の建物が続きます。
空港の傍を走りますが、飛行機の音や離発着の様子は見られませんでした。まだまだ、飛行機の運行本数は少ないのかもしれません。
さて、復路はクラウンプラザホテル以降は、サムセンタイ通りが一方通行のため、同一ルートでの運行はできません。一旦、サムセンタイ通りを西側に向かった後、Uターンするような感じでセタティラート通りに入ります。Uターンした直後には、シンダートがおいしい「リンダレストラン」もあります。
セタティラート通り沿いも外国人旅行者に人気のエリアですね。欧米風のカフェやレストラン、ダイソーなどもあります。
ツーリストエリアを走り抜けると、サッカリン通り、クービエン通りを経由し、タラートサオバスターミナルに戻ってきます。
いかがだったでしょうか。
路線距離としては、だいたいですが往路9km、復路10km程度です。復路の方が一方通行
を大回りしているので距離が長くなっています。
タラートサオに掲示されている時刻表通りで運行されており、毎時0分と30分に出発しています。北バスターミナルも毎時0分と30分で出発しているようです。30分に一本運行してれば、利用価値もありそうです。実際、ほぼ座席が埋まっており、かなり乗車率は高いと思います。また、タラートサオからサムセンタイ通り、セタティラート通りを通るので、この区間だけ利用するという手も使えそうですね。
今回は、以上です。
今日の路線バス:8番 北バスターミナル線(タラートサオ⇒北バスターミナル(Northern Bus Terminal)(ビエンチャン、ラオス)
場所:Thalat Sao - Northern Bus Terminal, Vientaine