今回はタイの鉄道乗車記です。
ラオスではラオス中国鉄道が2021年12月に開通し、現在、チケットが買えないほどの人気ぶりになっています。乗客の多くはタイ人旅行者との話もありますが、タイでは100年以上前から線路が敷かれ鉄道が運行されていました。タイ人の中ではそれほどメジャーな移動手段とはなっていない鉄道ですが、旅行者にはとても人気があります。
今回はタイ国鉄の路線の中で「東北北線」と呼ばれる路線です。ビエンチャンと国境を接するノンカーイが終点の路線ですので、ラオスへ向かう旅行者にも有名な路線になります。
今回ご紹介するのは
タイ国鉄乗車記(タイ国鉄東北北線)
‐ バンコク⇔ウドンターニー -
(タイ・バンコク、タイ・ウドンターニー)
です。
なお、タイ国鉄のターミナル駅となる「フアランポーン駅」に関しては、先日、記事にしていますので、詳しくは下記からお読みいただけます。
フアランポーン駅でのチケットカウンターは駅舎内にありますので、こちらで購入可能です。あるいは、オンラインで購入することもできます。特急列車などはシーズンによっては満席になってしまうこともあるので、繁忙期に乗車予定の場合は予約しておきましょう。
今回、乗車する車両です。
ノンカーイ行きの夜行列車で、2等座席、1等寝台、2等寝台車などが連結されています。今回は2等寝台車を予約しています。
今回の鉄道乗車で提供されるサービス品ですが、上の写真の水のみです。
途中駅の売店などで水や食べ物を購入することも可能ですが、出発前に必要なものは購入しておく方が無難でしょう。私は、夕食を事前に済ませ、水とお菓子を買って乗車しました。
ただ、早朝に到着するので、水一本あれば充分かもしれません。
車内の様子です。
寝台車両なので上下2段がベッドになる構造になっています。天井にはモニターがついており、走行中は現在地などが表示されます。車内のアナウンスなどはあまりないので、途中駅で降車予定であれば、このモニターなどで確認しましょう。
座席はスタッフがベッドにしてくれます。
枕とブランケットがついています。ブランケットは袋に入っており洗いたてのもになります。
通路とベッドを隔てるドアはありませんが、カーテンがあるので、閉めてしまえば、ある程度のプライバシーは確保することができます。
カーテンを閉めるとこんな感じになります。
なお、トイレなどで座席を離れる際は、自分の座席の位置をしっかり覚えておきましょう。カーテンが閉まっていると、自分の座席がどこか分からなくなります。
ちなみに、ベッドで寝ていると、突然、外から覗かれることがあります。多分、自分の座席がわからくなった人が間違えてのことだと思います。びっくりしますが、そういうものだと思っておきましょう。
洗面所は各車両にあります。
ステンレス製で清潔感があります。早朝など、利用が集中する時間帯は混雑するかもしれません。
なお、チケットをオンラインで予約すれば、座席も指定できます。洗面所の近くが良い人、嫌な人、それぞれいると思いますので、好み場所を検討しましょう。
最後に2等寝台車の上段と下段についてです。
上の写真は上段ですが、窓がなく、空間のスペースも下段に比べると狭いです。通路からは梯子で登る必要もあります。料金は100バーツほど下段に比べ安いです。
なお、バンコクからウドンターニーまでの乗車料金は下段が979バーツ、上段が879バーツです。この差なら下段を選択するのが良いかと思います。
なお、チケットの購入、空席状況の確認、料金の確認などは、下記のサイトからも購入可能です。
https://www.dticket.railway.co.th/
※タイ国鉄直営のサイト
列車は深夜の途中駅に停車しながら、タイ東北部(イサーン地方)に向かいます。
車内案内はないので途中駅で降車の場合は、現在地を注意しておきましょう。基本的に定刻より遅れることが多いですが、たまに定刻についたり、遅れの幅も運次第です。
今回の目的地「ウドンターニー」駅に到着しました。約30分遅れでの到着でした。
今回は、以上です。
今日の駅:タイ国鉄乗車記(タイ国鉄東北北線) ‐ バンコク⇔ウドンターニー
場所: Bangkok, UdonThani, Thailand